シグマがひらく、標準ズームレンズの新たな次元

世界初、ズーム全域で開放値F1.8を実現。
APS-C用大口径標準ズームレンズ、誕生。

単焦点に匹敵するレベルの最高画質。APS-C用大口径標準ズームレンズの決定版。

ボケを活かした独特の表現力と、きわめて高い光学性能が魅力の大口径単焦点レンズ。その一方で、撮影シーンによっては画角を変えられないもどかしさを感じてしまうこともまた事実です。この長年の課題を解決すべく、シグマが満を持して送り出すのが新世代APS-Cサイズデジタル一眼レフ専用大口径標準ズームレンズ18-35mm F1.8 DC HSMです。世界初*のF1.8大口径広角レンズというチャレンジングな企画ながら、単焦点レンズ本来の要求水準を満たす最高性能はそのままに製品化に成功。フルサイズに比べやや焦点深度が深くなるAPS-Cセンサー用だからこその威力を発揮します。既成概念をもくつがえすこの画期的なレンズが、撮影と表現の新しい可能性をひらきます。

シグマの新プロダクト・ライン“Art” のコンセプトを具現化。高い完成度を眼で、手で、体感してください。

あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現に応えうる、圧倒的な描写性能。シグマの新しいプロダクト・ライン“Art”ラインのレンズは、高度な要求水準を満たす、圧倒的な描写性能で、風景、ポートレート、静物、接写、スナップをはじめ、作家性を生かした写真づくりに適しています。作品世界をつくり込むスタジオ撮影や、建築、天体、水中などあらゆるジャンルでの表現にも応えます。

レンズの仕様を見る ※デジタル一眼レフカメラ用交換レンズにおいて(2013年4月現在)

最新技術を投入、ズーム全域で
開放F1.8ながら圧倒的性能を実現

設計ノウハウと最新の加工技術で
製品化に成功したイノベーティブ・レンズ

開放F値1.8の大口径ズームレンズを実現するためには、様々な課題をクリアしなければなりません。開放F値が小さくなると焦点深度も小さくなるため、球面収差をはじめ軸上色収差、非点収差、像面湾曲などの収差の補正が極めて困難になります。この課題を克服するために、これまでシグマが製品化してきたSIGMA12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMやSIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMに代表される超広角ズームで培った収差補正・機構的なノウハウを基に、ズーム全域で非点収差等を抑制しつつ、大口径化へのアプローチを行いました。一方、シグマ会津工場においても、日夜新しい加工技術を開発し、製品に反映しています。そうした加工技術の向上により可能となった大口径グラスモールド非球面レンズや、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを採用するなどレンズパワー配置の最適化を行い、球面収差や軸上色収差、像面湾曲等を徹底的に補正。長年シグマで蓄積されてきた設計ノウハウと最新の加工技術により、絞り開放から圧倒的な描写性能を発揮する、ズーム全域で開放F1.8のレンズが完成しました。

レンズ構成

  • SLD ガラス
  • 非球面レンズ

周辺光量

図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)を、縦軸に中心の光量を100%としたときの周辺の光量を表示したものです。周辺部の光量が少なすぎると、画面の四隅が暗い写真になってしまいます。

周辺光量の見方はこちら

円形絞り

9枚羽根の円形絞りを採用。イルミネーションや水面に輝く光などの点光源を背景にした撮影において、開放付近の絞りを使用する場合でも円形の美しいボケを得ることができます。

撮影の自由度を広げる高い機動性と利便性

大口径単焦点レンズ数本分の画角をカバー、
最高性能はそのままに高い機動力を発揮

ズームレンズは、ズームリングを回すだけで、画角を変化させることができる大変便利なものですが、明るいものでもF2.8であることが多く、さらに明るさを求める撮影者は単焦点レンズを選択していました。また単焦点レンズは開放F値が明るく高性能ですが、単一の画角である為、撮影者は複数の焦点距離のレンズを持ち、必要に応じてレンズ交換を行っていました。18-35mm F1.8 DC HSMは、世界で初めて*1ズーム全域で開放F値1.8を実現した、新世代の大口径標準ズームレンズです。ファインダーが明るく、ピントの確認、構図決定が容易に行えます。またF2.8のレンズと同じ条件で撮影した場合、F2.8より1段以上速いシャッタースピードを選択できるので、手ブレを起こしにくかったり、F1.8の浅い被写界深度を活かして背景を大きくぼかしたり、撮影の自由度が広がります。広角から標準まで大口径単焦点レンズ数本分の画角をカバーし、高い機動力を発揮します。

*1 デジタル一眼レフカメラ用交換レンズにおいて(2013年4月現在)

新ラインはすべてが「プレミアム」に

新開発、独自のMTF測定器「A1」で、
最高性能をすべての製品に。

優れたレンズには、よい設計、よい製造、よい検査の3条件が必要です。考え抜かれたコンセプトと、高度で精巧な日本の製造技術から生まれたレンズの最後の決め手となるのは、レンズの性能評価です。従来までは、一般的なイメージセンサーを使ったMTF測定器を用いてレンズの性能を測定してきましたが、今回新たに、4,600万画素Foveonダイレクトイメージセンサーを用いたMTF測定器「A1*」を独自開発。シグマ唯一の生産拠点である会津工場では、今後新しいプロダクト・ラインはすべて、この「A1」で全数検査を受けてから出荷していきます。これまで検出できなかった高周波成分の検査までも可能になり、すべての製品において「最高性能」が実現されます。MTF測定値は、2,000万画素を軽く超える、35mmフルサイズ・デジタル一眼レフカメラに対応できる高い数値です。

*A1:Aizu 1

4,600万画素Foveonダイレクトイメージセンサー

センサーサイズ23.5×15.7mmのフルカラーFoveon X3ダイレクトイメージセンサーは、有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)、記録画素数4,400万画素(4,704×3,136×3層)を実現。Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサーで、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことができます。4,600万画素の高画素のフルカラー情報により、立体的で臨場感のある精緻な画像が得られます。

センサーについて

MTFチャート

MTFチャートの見方はこちら

高精度・高品質、「Made in Japan」のものづくり

一部の加工を除いて、部品や金型までも日本国内で一貫生産しているシグマは、いまでは少なくなった、生粋の「日本製」を謳うことができるメーカーのひとつです。清廉な空気と水に恵まれた風土、粘り強く実直な人々の気質。そして最新のノウハウと、精巧で高度な技術の融合によって生み出される確かな品質。世界中の写真愛好家を満足させていた高度なものづくりを支えているのは、職人としての情熱と誇りに裏打ちされた、正真正銘のクラフツマンシップです。

素材、ユーザビリティ、機能すべてに洗練

撮影者にとっての本質機能を追求、
高度に融合させた設計。

新しいレンズラインでは、付属フードの接続部にラバーを採用。レンズキャップ、AF/MF切り替えスイッチも一新するなど、撮り手の直観的な要求に応えうる、エキップメントとしての本質機能を徹底的に追求しました。内部機構には、超音波モーターHSM (Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを改良し、よりスムーズなAFに。ピントを合わせた後、フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルも可能です。また、高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。内部のパーツにも、金属部品と親和性の高い新複合材TSC (Thermally Stable Composite)など適切に配置し、精度の高い製品づくりを実現しています。

超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載

超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現しています。

新複合材「TSC(Thermally Stable Composite)」採用

温度による収縮が特に少なく、硬度が秀れている新複合材「TSC (Thermally Stable Composite)」をレンズ鏡筒に初めて採用。一般的に使用されているポリカーボネートに比べ約25%高い弾性率を実現。 熱収縮率が少ないので金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献しています。また、ズームリング・スケールリング等の部品のスリム化に寄与しています。

高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント

高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮製マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。

インナーフォーカス採用

フォーカシングやズーミングによる全長の変化がないインナーフォーカス・インナーズームを採用し、良好なホールディング性を実現。また、レンズの前玉が回らないので、円偏光フィルターの使用も容易です。

フレア、ゴーストに配慮した設計

レンズ設計の初期段階からフレア、ゴーストに対する対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア、ゴーストの発生を軽減し、逆光時の撮影においてもコントラストの高い描写を実現。付属の花形フードの装着により、レンズの描写に悪影響を与える有害光を効果的にカットし、内面反射の発生を防ぎます。

シグマのレンズテクノロジー

自分仕様に「カスタマイズ」できるレンズ

新開発、専用ソフトウェアとUSB DOCKで
「カスタマイズ」を実現

新ラインから、レンズ・ファームウェアのアップデートや、合焦位置をカスタマイズできる専用ソフトウェア(SIGMA Optimization Pro)を開発。USB DOCKを介してパソコンと接続し、画面上での簡単な操作で、よりパーソナルな仕様調整が可能になります。

ダウンロードはこちら
専用ソフトウェア(SIGMA Optimization Pro)

新たに提供開始した
「マウント交換サービス」に対応

カメラボディを変更しても変わらずレンズを愛用いただける
新たな有償サービスにも対応

シグマは、多種多様な交換レンズをつくり続けてきたノウハウとリソースを活かして、新コンセプトラインのマウント部および内部システムの一部をご希望のマウントに仕様変更できる「マウント交換サービス」を開始致しました。これにより撮影者が、将来、新たなカメラボディをお求めになる場合にも、それに合わせてお気に入りのレンズを「お直し」することができ、現状のカメラシステムの制約を受けることなく長く愛用いいただけるようになります。

※「マウント交換サービス」(有償)は、通常の修理・サポートとは異なりますので、販売店などでの受付はできません。
※ 弊社窓口での一括対応になりますことをご了承ください。

「マウント交換サービス」に関する詳細はこちら