しんしん

Introduction

父親の目論見により、
耳が聴こえないふりをさせられる少年・健太。
誰とも話せない孤独のなか、
一台の古いカメラと出会う。
(本編35分 / 字幕あり)
バリアフリー字幕版はこちら

Director Interview

撮影にかけた想い

私なりに今回の題材を選ぶときに、現代の社会を反映させたものや、一般の方の近い世界でのドラマが面白いと感じていました。ですので、現代の社会で起こっている様々な問題の縮図のようなものをこの映画には込めたつもりです。特に社会保障の問題は色濃い部分があります。日本のけっして少なくない人々が、公的な保障や援助なしに生活ができなくなっていく時代がいずれやってきます。そういった時代の中、私たちや私たちの子供は、互いに助け合ったり、時にはずぶとくたくましく生きていかなくてはなりません。この映画は、多くの日本人に向けて「がんばるんだぞ!生き抜くんだぞ!」とエールを送るつもりでつくりました。そういった点を少しでも感じていただけたのであれば、とても嬉しいです。

SIGMA fpについて

fpはとにかく素晴らしいです。恐ろしいくらいに。暗部に強く、ノイズを感じにくいです。センサーに入った情報がそのまま記録されているような感じです。fpの画質には驚きの一言です。とても、とても、とても、とてもびっくりしました。フルサイズセンサーの情報をほぼ圧縮せずにCinemaDNGに落とし込んでいく。言ってみれば、ストレート果汁と濃縮還元果汁の違いでしょうか。いずれにせよ、劇場公開に耐えられる超高画質です。

山中 有 Yu Yamanaka

映像作家

1976年山梨県生まれ。2010年、株式会社ブルードキュメンタリーを設立。
主な仕事にSIGMAブランデッドムービー「blur」/NHK Eテレ「デザインあ」(つくる)/NHK Eテレ「ジャパングル」/三宅一生展出品映像「紙衣」/コメ展出品映画「白姓」/NHK大河ドラマ「八重の桜」タイトルバック(クリエイターズパート)/BMW短編映画「青い手」ほか。
www.bluedocumentary.com

Staff Interview

この映画は社会問題が題材ではありますが、その中にもコミカルさがある作品で私はあえて正面に入ってストレートな絵作りをしました。また誰もが物語に没頭できる事、演者と一番近くにいる自分が、演者が演じやすい環境作りを考えた時にこの小さなfpがその可能性をくれました。それぞれの心情、ふと出たリアルな表情、漁港の持つ独特な空気感、山中監督が伝えたかったリアルなディテールを絵に取り込むように心掛けて撮影しました。SIGMA fp の持つダイナミックレンジと色情報が、その部分を可能にしたと思います。

上原 宏光 Hiromitsu Uehara

シネマトグラファー

映画、TVCM、MV、VP、WEBジャンルにとらわれず幅広く活動、2012年より撮影監督カンパニー井村事務所に所属
[CM]:SHISEIDO/ SEGA / JTB / 花王 / サッポロ / POKKA / IBM
[MV]:安室奈美恵「HERO」「Showtime」/ Mrs.GREEN APPLE 「PARTY」 / BUMP OF CHIKEN 「Butterfly」 / ゲスの極み乙女 「オトナチック」
[Movie]:市原直監督「Father」 など
http://i-j.co.jp/

映画のためにスチール写真を撮り下ろすのは時に奇妙なことにも思えます。監督によって演出された演者をもう一度自分のカメラの前で、(この映画の場合は映像と同じカメラになるわけですが)ほんの少しまた別の存在に焼き付けてしまう。僕はこの映画の中ではいくつかの風景映像も担当しています。映画に何かいい違和感をもたらせたらと思いながら撮影しました。山中監督と出会ってもう20年近くになるけれど、彼の映画作りに参加出来て嬉しかったです。

澁谷 征司 Seiji Shibuya

フォトグラファー

東京都出身。95年頃より独学で写真を始める。写真集に『BIRTH』『DANCE』『A CHILD』、個展に2012年『LETTERS』(箱根彫刻の森美術館)、2018年『Do you know where you are ?』(青山スパイラルガーデン)等多数。
http://www.seijishibuya.com

今作の撮影したての粗編集映像が送られてきたときから、登場人物たちの瞳にまず惹きつけられた。山中監督がこの映画の中で見つめてきた(そして見つめようとしている)その瞳。それは遠くにふと映り込むすれ違うだけの人、あるいは少しコメディの香るシーンに一瞬登場する人物の瞳であっても同様だ。多くは語らないが、しかし多くを語りかけてくる。この作品の音楽が生まれるためには、この究極に透明度の高い瞳が必要だった。

中島 ノブユキ Nobuyuki Nakajima

作曲家

NHK大河ドラマ「八重の桜」、映画「人間失格」「悼む人」、アニメ「たまゆら」等の音楽を担当。世界中で公演を重ねているジェーン・バーキン「ゲンズブール シンフォニック」公演や2019年ニースオペラ座にて世界初演された「ピアフ・シンフォニック」公演等の音楽監督。最新ソロアルバムは「散りゆく花」。山中有監督作品では「わさびのはなし」「手織りの鳴る島」他の音楽を担当。現在 パリ在住。
www.nobuyukinakajima.com

Behind the scenes

Production Note

「しんしん」本編の撮影風景とともに、撮影クルーへのインタビューで構成した「メイキング」映像(Behind the scenes)です。(4分/字幕あり)

Picture Gallery

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Masthead

キャスト

  • 松山 健太 浅川 大治
  • 松山 亮平 西野 恭之介(チョップリン)
  • 磯山 哲 中田 敦夫
  • 磯山 あずさ 瑞乃 サリー
  • 健太の母 遠藤 祐美
  • 正木 誠一 金剛地 武志
  • 須藤 ボブ鈴木
  • 市役所職員 芝大輔(モグライダー)
  • 猪俣 ともしげ(モグライダー)
  • 漁港の男 藤本 涼
  • 刑事 河本 タダオ
  • 小野 孝弘
  • 組長 浜田 道彦
  • 若頭 真柴 幸平
  • 組員 脇 知弘
  • 蛯沢 康仁
  • 道行く女性 尾形 美香
  • 小学生 白幡 真幸
  • 藤島 隆太郎
  • 聾唖の少女 神野 美采

スタッフ

  • 監督・脚本 山中 有
  • チーフプロデューサー 勝俣 円
  • プロデューサー 永崎 真甲
  • 撮影監督 上原 宏光
  • 演出補・撮影・スチール 澁谷 征司
  • 照明技師 中川 大輔
  • 美術 後藤 開明
  • 録音・整音 清水 裕紀子
  • 撮影チーフ 田中 勇輔
  • 撮影セカンド 平賀 敬人
  • 撮影サード 樋口 大輔
  • 照明助手 河本 隆一
  • DIT 奥津 春香
  • 嶋田 勇紀
  • 美術助手 桑田 真志
  • 増田 彩乃
  • 録音助手 古賀 陽大
  • 荻原 みさき
  • 木村 健太郎
  • スタイリスト 吉田 琴
  • スタイリスト助手 鈴木 梨奈
  • ヘアメイク 佐藤 夏海
  • ヘアメイク助手 西 美幸
  • 車両 門倉 雅人
  • 金子 由希
  • メイキングカメラ 北村 龍
  • 助監督 渡邉 翔太
  • 制作 大藏 敏樹
  • 制作進行 東 伊織
  • 鈴木 伸勇
  • 中村 崇
  • 編集 山中 有
  • MA 藤林 繁
  • カラリスト 奥津 春香
  • 音楽 中島 ノブユキ
  • フルート ニルス・リンデブラッド
  • チェロ ルノー・マロリ
  • 制作プロダクション DASH
  • 企画・制作 BLUE DOCUMENTARY

撮影使用機材