レンズ開発のポリシー
設計、製造、検査。
すべてを満たす最高のものづくり。

デザイン3つの指針

設計

すべてのレンズを高性能化し、3ラインに再編
まず、すべてのレンズに最高レベルの性能を実現。そして、「自分の求めるレンズのありか」が直感的にわかるシンプルでクリアな製品の整頓を。この考えのもとに、「すべてのレンズを再編できる3つのプロダクト・ライン」というアイデアを実現させました。3つのラインはそれぞれ明確なコンセプトをもち、今後開発されるレンズはすべて必ず、いずれかに再編されます。これにより、必要なレンズへのアクセシビリティが高まります。

撮影者の意図に応える「カスタマイズ」機能
新レンズラインから、レンズ・ファームウェアのアップデートや、合焦位置をカスタマイズできる専用ソフトウェア(SIGMA Optimization Pro)を開発。Sportsラインのみ、フォーカスリミッターのカスタマイズも可能です。USB DOCKを介してパソコンと接続し、画面上で容易に操作でき、合焦位置のデリケートな調整など、よりパーソナルな仕様調整が可能になります。
製造

「Made in Japan」のクラフツマンシップ
部品や金型までもすべて日本国内で一貫生産しているシグマは、いまでは少なくなった、生粋の「日本製」を謳うことができるメーカーのひとつです。清廉な空気と水に恵まれた風土、粘り強く実直な人々の気質。そして最新のノウハウと、精巧で高度な技術の融合によって生み出される確かな品質。世界中の写真愛好家を満足させていた高度なものづくりを支えているのは、職人としての情熱と誇りに裏打ちされた、正真正銘のクラフツマンシップです。
検査

46MP Foveon X3 direct image sensor採用測定器(A1)を独自に新開発、全数を性能評価
優れたレンズには、よい設計、よい製造、よい検査の3条件が必要です。考え抜かれたコンセプトと、高度で精巧な日本の製造技術から生まれたレンズの最後の決め手となるのは、レンズの性能評価です。従来までは、一般的なセンサーを使ったMTF測定器を用いてレンズの性能を測定してきましたが、今回新たに、4,600万画素FOVEONダイレクトイメージセンサーを用いたMTF測定器「A1」を独自に開発。これまで検出できなかった高周波成分の検査までも可能になりました。新ラインのレンズはすべてこの「A1」でチェックを受けてから出荷されます。
最高クラスの解像度をもつセンサーによる、最高性能のレンズにご期待ください。

自分だけの愛着と必然性を投影できる「デザイン」
光学性能、操作性、堅牢性・耐久性…。すべての要件を満たし、究極の機能性製品として基本性能を磨き抜いてなお、描写の「味わい」や、モノとしての「愛着」といったきわめて主観的な評価、思い入れを投影できるのも、レンズの魅力のひとつです。新ラインではそうした特性もふまえて、プロダクトとしての完成度を追求。細部にまで神経の行き届いた設計を行なっています。