SIGMA fp Style 10

Uroš Podlogar

コマーシャルフォトグラファー/ビデオグラファー

私のフォトグラファー・ビデオグラファーとしてのキャリアはまだ数年ですが、その経験は単に仕事という以上のものを与えてくれました。情熱と生き方そのものになったんです。私は主に屋外で、冒険、スポーツそしてライフスタイルといったジャンルで撮影しますが、撮影環境はより厳しいほど燃えるんですよね。自然界には息をのむような瞬間が無限にありますが、それが人々の自然な一面をも引き出してくれると考えています。大好きな朝日の光ひとつ取っても、それをそのままキャプチャーするのは難しく試行錯誤が必要ですが、それすらも楽しいと思うんです。

普段はSONY FX9をメインの機材として使っていますが、たまにネックになるのはカメラの大きさです。そこで、荷物を極限まで少なくする必要のあるプロジェクトではfpの存在は貴重になります。業界最小のフルフレームミラーレスカメラですが、小さいからといって侮れません。
先に触れたように私の撮影の多くは屋外で、しかも人ひとりのスペースも限られるような極地に赴くこともあります。そういった状況ではできるだけ小さなカメラが必要になるのでfpは最適です。そして、fpは低照度の環境でもとてもよく機能するんですよね。夜明けや早朝の時間帯を撮影するのが大好きなんですが、そういった光が乏しい環境で撮影するのには最高です!

※撮影データの記載なき写真は他社カメラで撮影されております

私のプロジェクトは、採石場や泥だらけの競馬場、さらには水上での撮影などもあるので、カメラはすぐに濡れたり汚れたりします。そのため、被写体だけでなく現場の環境にも焦点を合わせるという意味で、fpの防塵防滴機構は瞳優先AFと同じくらい助かりましたね。

カヤックに乗って撮影するプロジェクトの時の話ですが、ここでもfpは実に便利でサブの撮影機材も必要ありませんでした。fpの防塵防滴機構は、こういったカメラに水しぶきがかかるのを避けられない状況にぴったりでしたね。

いくつかの映像制作のプロジェクトでfpを使う機会がありましたが、単にフルサイズのレンズ交換式カメラとしてだけでなく、驚くべき高画質映像を4Kで収録できるシネカメラとして機能してくれました。特に12bitのRAWデータで撮れる4K映像は「Wow!」の一言です!

このようにfpは実に様々な用途に適応してくれるので、これからも私の旅やプロジェクトの色々な場面で出番が続きそうです。