私が心惹かれるのは、
純粋でありながらパワフルなものごと

ウェン・ジン
⽂静

普段はライカ、SIGMA、富士フイルム、ハッセルブラッド、キヤノンなど多くの撮影機材を使っていますが、その中でも最もよく使うのはライカです。ライカのフィルムで遊んだり、最近ではライカのデジタルカメラを使ったり、ライカが持つレトロな色づかいをとても気に入っています。

私の現在の仕事は、商業写真家兼、ジャンルを横断したビジュアルアーティストです。商業写真は私にとっての成長のチャンスだと捉えており、良い研鑽の場にもなると思っています。多くの写真家はビジネスが好きではないかもしれませんが、私は別の観点を持っています。ビジネスでは、スキルを継続的に向上させるだけでなく、撮影時の全体的なコミュニケーションの取り方やその市場おいて考慮するべきことを見極めるなど、総合的な能力を養うことが要求されます。このプロセスでは、写真家は自分自身のすべての側面で成長し続けます。そして生計を立てながら好みの撮影スタイルをつくるという、より大きな自由を手に入れることができます。大事なことは、ビジネスとアーティスティックなクリエーションの間で、上手なバランスをとること。私は、自分自身の活動の主義を「写真家として仕事のスキルを向上させ、より良い作品を作り、自分が好きで作り続けたいもにこだわること」と定義しています。

SIGMAのIシリーズの新しいレンズ、特にSIGMA 90mm F2.8 DG DN|Contemporaryの印象はいかがですか?

SIGMAのIシリーズは軽量であることとコンパクトさが印象的です。これまでも焦点距離90mmのレンズをいつも伴って撮影に出てきましたが、この焦点距離のレンズは一般的に重いことが多いです。特に私のような女性写真家にとって、外観の魅力や機材の大きさは本当に重要な要素だと思います。SIGMA 90mm F2.8 DG DN|Contemporaryは私にこれまでとは全く異なる体験を与えてくれました。

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L, ISO 1000, F4, 1/160s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L, ISO 1000, F4, 1/160s

あなたの仕事について教えてください。また、この分野で活動することになった経緯を教えてください。

父は写真を撮るのにとても熱心で、私はフィルムカメラで写真を撮る父の姿を見て育ちました。そして、写真専門コースのある大学でアートとデザインを学びました。その頃、私はデジタルカメラの使い方を学び始めました。大学卒業後には、好きだと思ったいろいろな仕事に挑戦します。メディアでレポーターとして働いたり、デザイン会社でデザイナーとしてファッションブランドの洋服をデザインしたり、ゲーム会社でイラストレーターとして働いたり。しかし、何をしていても、写真だけが常に私に寄り添っていることに気づいたのです。そこで写真家として独立することを決心し、自分の写真スタジオを始めました。まだゲーム会社でデザインの仕事をしていたとき、たまたま国内の有名なテレビシリーズのポスターをデザインしたのですが、クライアントは私の仕事に非常に満足し、シリーズの後続のポスターデザインも担当してほしいと言ってくれたのです。私がこれからは写真家の道を進むと聞いたそのクライアントは、私を写真家として指名してくれました。それが私が映画やテレビドラマのポスターや、アーティストの写真を撮影するようになったきっかけです。私にとって、デザインでも写真でも、創造的なアイデアと美学は常に私のコアとなるものであり、それらはさまざまな表現方法を通じて最終的な視覚的表現の決め手となっています。

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 800, F3.2, 1/60s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 800, F2.8, 1/250s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 320, F2.8, 1/60s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 320, F2.8, 1/100s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L, ISO 320, F2.8, 1/60s

あなたの人生やキャリアにおいて写真はどのような役割を果たしていますか?

写真は私の人生とキャリアに不可欠なもののひとつです。いつの日か、他のことに夢中になり、写真で生計を立てることをやめるかもしれませんが、それでも写真は私の人生を通して私に寄り添うものだと思います。なぜなら写真は私にとって世界を観察する方法だからです。写真は私に人生でより美しいものを見せてくれるのです。

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 500, F2.8, 1/2000s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 500, F2.8, 1/2000s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 100, F3.2, 1/200s

自分のスタイルを作るには?

私の撮影スタイルは私自身の性格と非常に似ていると思います。私の名前は「優雅で静か」を意味するウェンジンです。よく周りの人からは名前のイメージ通りの人間だと言われますが、実は好きなことやよく知る人の前ではまったく静かではなく、とりわけ情熱的になります。

純粋で澄み切っていながら、同時にパワフル。こういった印象は、私の写真にも確かに反映されているだけでなく、私が好む色々なものも持ち合わせている性質です。

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 200, F2.8, 1/640s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 200, F2.8, 1/500s

SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary, SIGMA fp L
ISO 400 F11, 1/80s

なぜIシリーズはあなたにぴったりなのか、そしてIシリーズのその体験を表現するにはどのような言葉を選びますか?

まずは、「小さい」ということ。これは前述したとおりです。Iシリーズのレンズは小さく軽く持ち運びが簡単なところが特に便利です。

ふたつめに「テクスチャー」。Iシリーズの高度な金属加工技術、オールメタルのレンズボディ、精密にカットされたアルミパーツは、レンズに素晴らしいデザインを与えているだけでなく、レンズの品質をも向上させる高い耐久性ももたらしています。

さいごに「レトロ」。レンズ全体がレトロな雰囲気を醸し出しており、マニュアルフォーカス時に感じる、レンズ内部の機械的な連動を彷彿とさせるような操作感も絶妙です。

※ 撮影データの記載なき写真は90mm F2.8 DG DN | Contemporary以外のレンズで撮影されています。

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