第263回

伊豆半島の天城峠から八丁池までのハイキング / Hiking from Amagi Pass to Hatcho Pond

December 02, 2020

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/30s
絞り値 F2.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 1600
焦点距離 65mm
カラーモード モノクローム

伊豆半島のほぼ真ん中、天城峠付近の標高約710mの地にある天城山隧道(旧天城トンネル)内へ北口から少し入った。静岡県伊豆市と河津町を結ぶ幅4.12m、延長445.5mのトンネルは、日本に現存する石造道路トンネルとして最長で、4年半の歳月と12名の犠牲を出した難工事により明治38年(1905年)に開通し、難所だった天城峠越えは解消された。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

11月中旬の土曜日、ナビに従いまだ真っ暗な箱根の山道に入り込むと温泉地の匂いが漂っていた。
伊豆半島に入り、国道414号を南下して水生地下駐車場に到着したのは午前6時半。普通車20台ほどの駐車場は、あと4台ほどのスペースしか残っていなかった。コンパクトな新レンズ3本を手にしたばかりの私は、レンズキットとして既にある45mmと共に機動性を活かした長い歩きをし、紅葉がまだ撮れる場所であった天城峠に来たのだった。
いつもより軽いカメラリュックを背負い水生地下駐車場を出て、国道414号沿いにある停留所・天城峠の後ろから急な階段を登り、新天城トンネルを右下に見て更に数百メ−トル登って行き、トイレと駐車場が完備された旧天城トンネルの北口前に出る。トンネル内を撮影した後、6.6km先の標高1,170mにある八丁池を目指し、トンネル右脇から始まる「上り御幸歩道」を独り登った。森は、ブナ・ヒメシャラ・カエデ類の自然林とスギ・ヒノキの人工林がおり混ざり、山道から富士山が鮮明に見える場所もあり、変化に富んだ景色が見られる。「天城の瞳」の愛称を持つ目的地の八丁池周辺は既に落葉していたが、湖面に青空がきれいに映り込み、登り甲斐があった。

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F2.8
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 640
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード シネマ

延長800mの新天城トンネルを横目に旧天城トンネルの北口まで登る。1970年に竣工した天城トンネルは有料道路であったが、2000年3月18日より無料となった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F3.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 800
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス オート
カラーモード フォレストグリーン

苔に覆われたコンクリートのダム横の階段を登って行く。天城トンネル周辺には、この地域の地形に挑んだ人間の歴史を感じる光景があり、何かの要塞にも見える。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/6s
絞り値 F3.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 400
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス オート
カラーモード シネマ

切り石で建造された旧天城トンネルは、2001年(平成13年)6月15日に国の重要文化財に指定された。入り口付近から少し入った場所は、遠くに緑色の森が少し見え、壁は趣がある。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/160s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 800
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード スタンダード

「上り御幸歩道」の登り始めは、私には立派な登山だった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 200
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

山影の山道を登って行き、張り出したブナの根が印象的な休憩地点に出る。
ここからは、朝陽が差し込んだ明るい森を歩いた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

力強く生存しているブナを見上げる。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F2.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

天城峠から急な登りを経て平坦な場所に出る。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

朝陽に染まるヒメシャラ。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 400
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
カラーモード モノクローム

風で揺れる太い幹から出る芽は昆虫のように見えた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F6.3
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 65mm
焦点距離
(35mm換算)
65mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

樹木の間から富士山が鮮明に見え、ほとんどのハイカーはこの場所に立ち止まっていた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 65mm
焦点距離
(35mm換算)
65mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード スタンダード

どこを見ても紅葉がまだ輝いていた区間。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/160s
絞り値 F8.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

期待以上の紅葉が見られた森。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/160s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 125
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

今にも倒れそうに傾いていた山道に設けられた手すり。
光が照らしていなければレンズを向けることはなかった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 125
焦点距離 45mm
焦点距離
(35mm換算)
45mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード フォレストグリーン

紅葉を求めて来た森で、背景の葉の緑とマッチした苔に覆われた石を撮った。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

苔に覆われた石の上に、紅いもみじが並べたように落ちていた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/160s
絞り値 F8.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

この日、湖面が青く見えた八丁池は、周囲が8丁(約870m)あることが名前の由来といわれるが、実際は560mほどの湖だ。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F6.3
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

以前は天城山の火口湖とされたが、最近の調査で断層の切れ目に水が溜まってできた断層湖であることが判明している八丁池。湖岸は落葉し晩秋だった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 65mm
焦点距離
(35mm換算)
65mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

紅葉も終わりに近づいていると感じた光景。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/320s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 65mm
焦点距離
(35mm換算)
65mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

大きなブナが待ち構えているように立っているこの場所は落葉し、秋の終わりが近いと感じた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード スタンダード

大きなブナの幹は木の壁のように見える。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F4.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
焦点距離
(35mm換算)
35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

落ち葉の山道に咲く白い花は晩秋の森で目を引いた。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

午後の光に染まる杉の切り株の横を通り山道を下る。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F2.8
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 65mm
焦点距離
(35mm換算)
65mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ティールアンドオレンジ

「下り御幸歩道」を下山した林道沿い。
背景の夕方の光に染まった紅葉が一葉の紅い落ち葉を引き立てる。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

水生地から旧天城トンネルへ戻ると、ハイカーが停めていた車に戻りトンネル内に入り消えて行った。車のヘッドライトライトがトンネル内を照らし出し、トンネルの中へ走って行く赤いテールライトが私の脳裏に残像となった。そして、トンネル前で記念写真を撮っていた3人組が、延長445.5mのトンネル内に入り南口まで歩いて戻って来た。3人組の話し声と足音は、トンネル内でエフェクトをかけた様なとても不思議な響き方をしていた。

朝見られなかった動きのあるトンネル内の光景を動画で撮影した。
SIGMA fp + SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary + SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary

天城山隧道(旧天城トンネル)から陽が落ちて暗い水生地下駐車場に戻ると、そこにあるのは私の車一台だけで、ハイカー達は朝早くスタートし暗くなる前に消えていた。午後5時過ぎ、真っ暗な夜になった天城峠を車で下った。この日、13.5kmの山道を歩いた割には疲れを感じなかったのは、コンパクトにまとめた機材のお陰だった。

天城峠