第277回

天照山の中腹へ / Halfway up Mt.Tensho

July 01, 2021

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F2.8
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 85mm
カラーモード モノクローム

神奈川県の南西部、湯河原町にある天照山の中腹を流れ落ちる白雲の滝は、地元の案内に「絹糸を流したようなとても美しい姿」と紹介されている。奥湯河原は紅葉スポットとして知られ、この滝まで登るのは秋がベストシーズンだと思っていたが、新緑にも映える気品のある滝だった。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art

6月中旬の平日の朝、神奈川県の南西に位置する温泉街の奥湯河原から更に奥へ入ると、対向車が来たらすれ違えない狭いダート道になった。向こうから車が来ないことを願い、小さな橋を渡って前に進むと7、8台の車が停められそうな開けた場所に出た。そこは車が通れる道の行き止まりで、そこから先は天照山への登山口になり鳥居が建ち、鳥居の横には物置のような建物があり、簡易トイレが二つ設置されている。私は車を停め、虫除けスプレーを体中に吹きかけ、カメラリュックを背負い、午前7時前に鳥居を潜り山道を登った。

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F3.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 14mm
カラーモード モノクローム

森は深く、見上げても空はあまり見えない。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F1.4
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード フォレストグリーン

スチールの橋に木が倒れていたので木の下を潜り通過した。
山道は歩きやすかったが、唯一の難関はここだった。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 0.3s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 85mm
ホワイトバランス オート
カラーモード フォレストグリーン

鬱蒼とした森を流れる沢は、苔がむす石が多数転がり秘境的な雰囲気を味わえる。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art

山道は予想したより本格的で、この日は夏日で湿気もあり少し登ると汗が吹き出した。軽いハイキング気分を捨て、カメラリュックの重みを感じ登って行くと傾斜が緩やかになり、山道の先に白い鳥居が建っていた。鳥居に近づくにつれ、天照山神社の社殿が鳥居越しにはっきりと見えてきた。私は鳥居を潜り、ほぼ平らな山道を進み、短い石段を登り境内へ上がった。藤木川から少し離れた小さな境内は、山道で聞こえていた川の音は届かず、代わりに手水舎に流れ落ちる水の音がスピーカーから出ているかのように響き渡っていた。境内にはテーブルが設置され、山道を登って来た者には絶好の休憩ポイントだった。私はカメラリュックをテーブルに降ろし、湯河原のコンビニで買ったおにぎりを食べ、境内周辺をゆっくりと撮影した。

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F2.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 400
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード 風景

山道の先に天照山神社が待ち構えている。
境内に到着した時は曇り空で薄暗かったが、しばらくすると雲の合間から陽光が差し始めた。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/50s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード フォレストグリーン

手水舎に限りなく流れ落ちる水が狭い境内に響き渡っていた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
シャッタースピード 1/500s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 14mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード フォレストグリーン

山道から逸れて斜面を下った位置からご神木を見上げた。
境内からは分からなかったが、しめ縄は高い位置に巻きつけてある。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art

山道は社殿の右を通りさらに上へと続いていた。小さな沢を渡り10分ほど登ると新緑の森の奥に白い滝が見えてきた。絹糸を流したような白雲の滝は、流れ落ちる水の量は十分で形も良く、滝壺前の大きな石は滝に威厳を与え、スギ、マツ、シイ等の原生林に囲まれた周辺も含めて絵になる滝だった。私は滝壺のそばまで近づき、マイナスイオンを浴びてしばらく撮影した。滝からは山道をさらに上に登ることもできたが、天照山は明確な山頂の表記は見当たらず、山道を登った先は車道に出て引き返すだけなので、滝が少し見下ろせる場所から撮影した後、下山した。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
シャッタースピード 1/4s
絞り値 F11
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 14mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード フォレストグリーン

藤木川の上流を流れ落ちる白雲の滝。
落差は約30m、形が美しい滝だ。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F2.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード フォレストグリーン

大きな石の間を抜け近づいた滝壺付近で見かけたが、天照山神社の信者が滝修行に使ったものだろうか。
【使用機材】SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/320s
絞り値 F2.8
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 200
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード フォレストグリーン

マイナスイオンをいっぱい浴びて撮影、水しぶきでレンズを向けるのは3秒が限界だった。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
シャッタースピード 1/60s
絞り値 F8.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 18.1mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード フォレストグリーン

山道から少し逸れた場所からは滝周辺の様子がよく見渡せた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary
シャッタースピード 1/50s
絞り値 F5.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 24mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

下山途中、天照山神社の下に位置する去来の滝へ寄ってみた。
沢のどの部分が滝なのか分からなかったが、苔がむす石と清流は心地よかった。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

新緑の天照山を登った日を動画で記録した。

6時間散策した天照山では誰にも会わず、登山口に戻ったのは午後1時だった。登山口前には私の車一台だけが停まり、朝と同じで人の気配はなかった。この日は新緑の天照山を満喫したので、次回来る機会があれば紅葉する秋にしようと思い帰路についた。

天照山