第294回

東京都西多摩郡奥多摩町の廃村へ登る / Hike to an abandoned village in Okutama-machi,Nishitama-gun,Tokyo

March 24, 2022

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F2.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 16mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
カラーモード モノクローム

林道と登山道が交差する地点に大根山の神(おおねのやまのかみ)が祀られ、多くの登山者が岩の上に安置された祠に手を合わせ先へ登って行く。平らな部分にはベンチがあり休憩地点としても良い場所だ。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

アメリカのゴーストタウンが好きで様々な場所へ行った。中でもトレイルのある鉱山跡が好きだ。荒野を歩き鉱山跡で朽ちた建物にレンズを向け、ゴールドラッシュ時代の暮らしをイメージするのが楽しい。東京都の奥多摩山中にも山道を登って到達出来る廃村があることを知り、3月の第2日曜日に訪ねた。
廃村はJR青梅線鳩ノ巣駅の北の山中に位置している。自宅から鳩ノ巣駅まで公共交通機関を乗り継いで行くと片道4時間以上もかかるので、その半分の時間で行ける車で現地入りした。
日の出前、高架をくぐり鳩ノ巣駅の西側にある町営の無料駐車場に到着した。トイレが完備された車32台分の駐車場はまだ薄暗かったが、4台の車が既に停まっていた。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F2.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 16mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード ティールアンドオレンジ

標高310mの町営の駐車場に到着した時刻はまだ街灯が光り、これから登る山は暗かった。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

青梅線脇の駐車場から多摩川の支流である西川沿いの道路を少し歩いていくと廃墟感が漂う建物があり、先へ進んで行くと道路は林道らしくなった。私は登山口を通り越してしまったことに気が付いたが、廃村は林道の終わり辺りに位置しているのでそのまま登った。かなり遠回りになったが、砂防ダム、わさび田、林業用モノレール等、この地域の暮らし向きが垣間見られ、撮影目的としては林道で登って良かった。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/160s
絞り値 F3.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 56mm
焦点距離
(35mm換算)
85mm
ホワイトバランス オート
カラーモード シネマ

林道から多摩川に注ぐ西川を覗き込む。
川幅はさほど大きくはないが、川の音が大きく谷に響いていた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/320s
絞り値 F1.6
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 30mm
焦点距離
(35mm換算)
45mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

この日初めて雲の合間から出た朝陽が林道から西川へ降りる階段を照らし、階段から木の温もりを感じた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/250s
絞り値 F3.2
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 56mm
焦点距離
(35mm換算)
85mm
カラーモード モノクローム

林業用モノレールが岩の転がる斜面から山中へ伸びている。
比較的新しそうなモノレールの質感を強調するためモノクロームにした。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

まだ春の景色がない林道では誰にも会わず人気を感じなかった。登山道と交差する標高660mの大根山の神が祀られている場所まで登ると、標高1,224mの本仁田山(ほにたやま)や、標高 1,363mの川乗山(かわのりやま)を目指す数人の登山者に会った。
日曜日のためか作業は休みだったが、林道は先へ伸ばす整備が進んでいた。集落跡と思われる場所は大根山の神から10分ほど林道を下がった鬱蒼とした山中にあった。神社以外の建物は見当たらなかったが、人が暮らした痕跡は見られ被写体には困らなかった。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/200s
絞り値 F1.4
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 30mm
焦点距離
(35mm換算)
45mm
ホワイトバランス オート
カラーモード シネマ

まだしっかりと建つ神社の手前に錆びたドラム缶が放置されている。
ドラム缶の中はたっぷりと雨水が溜まっていた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F1.4
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 20mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス オート
カラーモード シネマ

ミシンにも農機具にも見えた器具の錆び具合が廃村のトーンに溶け込んでいた。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F3.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 400
焦点距離 56mm
焦点距離
(35mm換算)
85mm
ホワイトバランス オート
カラーモード ティールアンドオレンジ

光が届かない暗い場所にあった人形。
集落の子供が遊んだ人形ならかなり古いものだ。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 200
焦点距離 56mm
焦点距離
(35mm換算)
85mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

鳴き声を聞いて鳥かと思ったのは、大きさ2m x 3mぐらいの貯水槽に住むヤマアオガエルだった。非常に用心深く、私が少しでも動くと潜ってしまったが、貯水槽から離れて20分程動かずに待つと水面から顔を出した。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

鳥とカエルの鳴き声が賑やかだった山奥の廃村は、1972年に最後の住人が離れた峰集落跡だった。林道と登山道が交差する地点からは僅かな距離だが、滞在した二時間半の間、集落跡に立ち寄る登山者はいなかった。私は林道で大根山の神まで戻った後、登山道で下山し熊野神社の境内を通り、青梅街道を渡り双竜の滝を撮影した。滝は、多摩川に流れ込む西川が鳩ノ巣橋の下を流れ落ちているため、滝の上はコンクリートの橋が邪魔をし、側には廃館となった宿がある。周辺の景観は良くないが、廃村へ行ったこの日最後の写真らしいと思った。滝から町営の無料駐車場に戻るとほぼ満車だったので、朝早く来て正解だった。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F4.5
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 16mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード 風景

帰りはよく整備された登山道で下山した。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/125s
絞り値 F4.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 16mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード スタンダード

登山道で下山して出た熊野神社の神楽殿は奥多摩の山々が見える開放的な造りだ。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
シャッタースピード 1/6s
絞り値 F8.0
露出モード M-マニュアル露出
ISO感度 100
焦点距離 16mm
焦点距離
(35mm換算)
24mm
ホワイトバランス 色温度指定
カラーモード 風景

鳩ノ巣渓谷へ向かう階段からしか撮れず引きがなかったが、使用した16mmで滝全体をカバー出来た。
【使用機材】SIGMA fp L, SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary

町営の駐車場で青梅線の鳩ノ巣駅から奥多摩駅へ向かう電車を見送り、廃墟感が漂う西川沿いの建物の横を通り、林道を登って山の神様にご挨拶をし山中の廃村を訪ねた。下山は登山道を使用し熊野神社を経由して双竜の滝を撮った。

この日は、久しぶりにAPS-Cサイズセンサー搭載ミラーレス用のレンズを使用し、そのちいささに改めて驚いた。帰宅し編集作業に入ってからはレンズクオリティーの高さも再確認した。カメラは高画素機のSIGMA fp Lなので静止画の撮影にも画素数は十分だった。

鳩ノ巣駅