梅雨入り前の羽田周辺ブラブラ

蒲田駅から下りる場所を決めずバスに乗っていると「六郷水門」という懐かしい響きのアナウンスが流れた。以前、自転車で多摩川サイクリングロードを走って何回か訪れたことがある場所だ。反射的に降車ボタンを押して足を向けると、昔と変わらない光景を見ることができた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

水門から川崎方面を振り返ると多摩川の初夏らしい景色が目に飛び込んできた。青い空と風にそよぐ草が心地よい。水門前では地元の人が釣り糸を垂れている。東京湾から約4キロの場所なので、淡水と海水が混じる汽水域だが、サカナは何が釣れるのであろうか。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

多摩川に下りてみる。最下流域なので潮の干満によって広大な干潟が現れていた。湿った地面をよく見ると、カニやハゼなど生き物をたくさん見つけることができた。思わずカメラを置いて生き物採集をしたくなるほどである。鳥類も多くここではちょっとしたネイチャーフォト撮影を楽しめそうだ。また干潟の光景も実にフォトジェニック！また撮影に来たくなった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

多摩川左岸を東京湾に向かって歩く。日射しは強いものの土手の上は風が通るので快適だ。ほどなく多摩川に架かっている大師橋と首都高速横羽線多摩川橋に着いた。「大師」とは川崎市にある「川崎大師」のことである。産業道路が通る大師橋は年末年始のライトアップが有名で、美しい斜張橋の姿も印象的だ。たもとには旧橋の親柱が鎮座していた。昔の姿もカッコよかったのが記憶に残っている。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

海老取川の河口に辿りついた。対岸は羽田空港である。地元の人やサイクリストが飛行機の離発着を眺めていた。学生時代にここを訪れたときは、数多くのネオンサインで埋め尽くされていたのを覚えている。当時は空港ターミナルがここの目の前だったからだ。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

羽田空港に着いた。この時は第3ターミナル以外の展望デッキが開放されていて自由に立ち入ることが可能だった。SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary を SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21 経由で SIGMA fp に装着して、近日公開予定の新ファームウェアで使えるようになる「シネマグラフ」を試した。撮影したムービーの一部分を動かしたりループさせたりと、面白いことが SIGMA fp 上で可能になる
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary, SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21

羽田空港を出て多摩川沿いに来た。今度はここからモノレールを狙う。照明の支柱ごとに走行中のモノレールを消してみたが、アイディア次第で「シネマグラフ」はいろいろと楽しそうだ。SIGMA fp で撮影したムービーなら、ファームウェアのバージョンや形式を問わず、V2.0 にファームアップした SIGMA fp で「シネマグラフ」することができるので、今からいろいろと撮影しておくといいだろう。新ファームウェアは他にも変更点があるのでお楽しみに！
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary, SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21

多摩川の「ゼロキロポスト」付近は工事真っ只中であった。現在は大師橋および首都高速横羽線多摩川橋が最も下流に架かる橋だが、さらに東京湾寄りに新しい橋「羽田連絡道路」が架かるのだ。この840mの橋はすでに中央部を繋ぐ工事が行われ、東京・大田区の「羽田グローバルウィングズ」と、川崎・殿町の「キングスカイフロント」が結ばれることになる。昨年の台風19号の影響により完成が1年遅れ、2022年3月末になる見込みとのこと。新しいブラブラスポットが増えるのはうれしい。
さて、そろそろ撮影を切り上げて蒲田辺りで一杯！と思っていると、羽田上空は素晴らしい夕景になった。「これは T&O 物件！」と SIGMA fp をその美しい空に向けつつ、「次回はどこか遠くをブラブラできるかなあ」と考えたのであった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art