第199回

新35mm持って隠れ里ブラブラ

April 28, 2021

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/8000s
絞り値 F1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

高い性能を誇るレンズとカメラを製造するメーカーとして、今や世界中で認められているシグマ。その快進撃が始まったのは2012年のウィンターシーズンからであった。シグマは「SIGMA GLOBAL VISION」と銘打って「Art」、「Contemporary」、「Sports」という3つのレンズラインとともに、企業姿勢そのものを示す新たなコンセプトを打ち出した。同時にリリースされた記念すべきレンズの第1号が「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art」だ。当時はその性能もさることながら、大きさや価格面でセンセーションを起こしたことを記憶している。ちょうどこのシグブラが始まったのもこのレンズがきっかけで、「SIGMA SD1」とともに雪山へ撮影に行ったことを憶えている(https://www.sigma-global.com/jp/special/sigbura/2013/0129/index.html)。
2021年春、そのSGVレンズ第1号がフルリニューアルされる。「SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」として。ミラーレス専用設計となって「新定義」された「新生 35mm Art」は、極めて高い描写性能を見せてくれたのであった。

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/200s
絞り値 F8.0
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

東海道線の駅前にある観光協会でレンタサイクルを借りる。機材満載のカメラバックパックを背負っているが電動アシストなので楽チンだ。東海道線と東名高速道路、東海道新幹線を越えて辿りついたのは隠れ里・花沢である。自転車を駐車場に停め、小川沿いに歩き出すと見事な街並みが眼の前に現れた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/320s
絞り値 F4.0
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

ここ花沢は静岡県・焼津市にある。奈良時代の東海道沿いに30戸ほどの山村集落が建ち並んでいる美しい場所だ。平成26年に静岡県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたところである。平日なので訪れる人も少なく、静かなブラブラが楽しめそうだ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/50s
絞り値 F1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード 風景

緩やかな坂道を登って行くと水車小屋があった。その入り口には「ネコが入るので戸をしめておきます」とある。「ネコが入るので戸をしめてください」でないところがいい。その温かな文字に向けて「SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」を装着した「SIGMA fp L」のシャッターを切った。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/1250s
絞り値 F1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

花沢は小さな集落なのだが、その中にカフェが一軒ある。歴史ある蔵の中やその前の庭で、飲み物やちょっとした料理を楽しむことができるのだ。さっそくお邪魔して早いランチタイムとした。手作りのフレンチトーストが絶品で、美味しいコーヒーとよく合った。「SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」で撮影したが、このレンズのボケ味がとても気に入った。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/2000s
絞り値 F1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」は「ちょうどいいレンズ」だ。「SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art」ほど大きくないし、「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」より1段明るい。収差も少なく、絞り開放から実にシャープだ。オートフォーカスもレンズ1枚駆動のため高速である。35mmのスタンダードになると言えよう。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/400s
絞り値 F5.6
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」のチョイ絞りでの精細感は素晴らしい。道端に置かれていた瓦を撮ったが、その高い描写に舌を巻いた。35mmは寄れば標準的、引けば広角的な描写を楽しめるのでオールマイティーに活躍するレンズである。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/640s
絞り値 F5.6
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
カラーモード モノクローム

いにしえの道を歩くハイカーたち。ここ花沢は絶景で名高い標高470mの「満観峰」へのアプローチとなっている。頂上からは富士山、駿河湾、日本平、伊豆半島まで一望できる。先ほどのカフェでおやつを買っていく人が多かった。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/500s
絞り値 FF1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート
カラーモード 風景

SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」と「SIGMA fp L」で花沢の集落を撮り歩く。ここはそこかしこに被写体が存在していてとても魅力的なエリアだ。街の人に会って「こんにちは!お邪魔しています」とあいさつを交わす。そこからいろいろと花沢の興味深い話しを伺った。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/640s
絞り値 F5.6
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ビビッド

石垣の前には「ニューラックモノレール」と書かれた「fp L物件」があった。これは産業用のモノレールで、傾斜のキツい茶畑やミカン畑に主に設置される運搬用のものだ。だいたい目にするものは朽ちていることが多い。これもそうであった。「SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」で克明にキャプチャーできた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

カメラ SIGMA fp L
レンズ SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art
シャッタースピード 1/5000s
絞り値 F1.4
露出モード A-絞り優先オート
ISO感度 100
焦点距離 35mm
ホワイトバランス 晴れ
カラーモード ビビッド

集落には「オシャモッツアン」と呼ばれる岩がそびえているが、ここに願をかけると歯痛に効くそうだ。しかし「オシャモッツアン」とは面白い名前だ。調べてみると同名の神社がいくつかあるようだ。その岩を囲っている竹塀前を歩いているハイカーをぼかして「SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art」と「SIGMA fp L」で捉えた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art

さてまだ陽は高い。レンタサイクルに乗ってまだまだブラブラできそうだ。

花沢の里