第223回
小雨降る下町を45mmでブラブラ
April 28, 2022
降雨サスペンデッドとなった第213回のつづきをブラブラすべく、再び谷根千界隈を訪れた。しかし今回も天気がグズつき気味だ。どんよりとした空の下、「SIGMA fp L」に「SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary」を装着して歩き始める。ホワイトバランスはくもり、カラーモードはティールアンドオレンジを基本にした。
谷中商店街から夕焼けだんだんを抜ける。天気がイマイチとあって人出はさほど多くなかった。有名な階段を「SIGMA fp L」のクロップズーム機能で切り取る。プライムレンズ1本でも自在に画角がコントロールできるのがいい。6100万画素という高解像度機ならではの芸当だ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
日暮里駅付近から紅葉坂に入った。下町や歴史のある街にはこんな防火用水をよく発見することができる。玄関先に植木を並べるのもならではの光景だろう。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
壁のあいだから天王寺をのぞく。ここはいつ訪れても手入れが行き届いた美しい庭で迎えてくれる。このあと本堂と大仏をお詣りした。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
次は谷中霊園だ。桜の季節も終わり、静かな墓地歩きを楽しむ。徳川慶喜公墓所はいつ訪れても立派な佇まいでいい。6100万画素を誇る「SIGMA fp L」はその様子を克明に捉えてくれた。八重桜の花びらがシャッターを切るたびに舞っていた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
渋沢栄一の墓を訪ねたあと、御隠殿坂を下って高架橋でJRの線路を渡る。錆びついた金網がティールアンドオレンジによく似合う。橋を渡り始めるとポツポツと雨が降ってきた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
仕方なく日暮里駅から日暮里・舎人ライナーに乗る。乗っているうちに雨が止むかもしれないと思ったからだ。先頭車両の座席に着いて流れる景色を見ていると、先日訪れた沖縄のゆいレールを思い出した。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
隅田川と荒川を越え、高い建物が少なくなってくるころに雨が小降りになった。「西新井大師西」駅で下車して久しぶりに「西新井大師」に向かった。江戸時代後期に建立されたという山門は迫力がある。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
山門内で睨みをきかせるのは金剛力士像だ。金網越しに「SIGMA fp L」と「SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary」を向ける。瞳に映った景色までこの組み合わせは捉えてくれた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
境内は藤の花が咲き誇っていた。ちょっと雨模様なのが残念だが、鐘楼堂を背景にシャッターを切った。藤はとてもよい香りを漂わせていた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
境内をブラブラと散策したあとは腹ごしらえである。見るからに「Foveon物件」というか「fp L物件」という店の暖簾をくぐることにした。しかしいい雰囲気の店構えだ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
店内もとても素晴らしい佇まいで、思わずクリームあんみつを注文してしまった。素朴な甘さがとてもよくて美味しかった。また訪れたいと思う。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
窓の外を見ると雨が本降りなのがわかった。今日はここでブラブラ終了として引き上げるとしよう。さて、今年のゴールデンウィークはシグマ本社のある黒川界隈でもブラブラしようかな、と思っている。