第234回
東京23区内にある渓谷ブラブラ
October 07, 2022
先日久しぶりに海外に行ってきた。コロナ禍になってから日本を出ていなかったが、数年ぶりに味わう異国の空気はとても懐かしく新鮮に感じた。彼の地では仕事撮影の合間にブラブラと歩いたが、街中の公園やちょっとした通りがとても魅力的に思えた。帰国後に家の近所でそんな風に感じられる場所はないものか、と考えていたら東京23区内唯一の渓谷「等々力渓谷」が頭に浮かんだ。さっそく「SIGMA fp L」を手に東急大井町線に乗り込んだ。
等々力駅から渓谷はすぐのところにある。5分もかからないでブラブラと歩いて自然渓谷の入口に立つことが可能だ。「ゴルフ橋」から見下ろす谷は規模が小さいながら立派な「渓谷」になっている。訪れた日は10月上旬だったがセミが数匹まだ鳴いていた。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
橋から反対の上流側を見下ろした。等々力渓谷を作った矢沢川に向かって散策中の二人が降りていくところであった。ここから渓谷の中を多摩川方面に散策できるコースが設置されているのだ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
その階段を降りてみる。先ほどまでいたゴルフ橋が頭上に見えた。昔、この界隈にゴルフ場があったことからこの名前がついたという。アーチが特徴的なシンボリックな橋である。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
渓谷は意外と多くの人が散策していた。平日の昼間なのでガランとしていると予想していたのでちょっとビックリ。駅から歩いてすぐというロケーションが人気なのだろう。約1キロに渡って続く散策路は渓谷外より少し気温が低く感じられ快適だった。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
渓谷界隈には見どころも多い。環状8号線をくぐって進むと稚児大師堂や日本庭園、等々力渓谷3号横穴、御岳山古墳などが存在する。カメラを持ってのんびりと半日程度ブラブラするのにちょうどいい感じだろうか。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
「不動の滝」手前では先日の大雨の影響だろうか大木が倒れていた。この付近は高校時代によく撮影に来たところだ。渋谷の自宅から二子玉川にある高校に通っていて、放課後に写真部の先輩と訪れたものである。当時と雰囲気はあまり変わっていない印象だ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
滝行をする人を撮影したことがある「不動の滝」脇から等々力不動尊に入る。「とどろき」という地名は渓谷の水が轟いていたから付いたとも言われる。国分寺崖線周辺はたしかに湧水が豊富だ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
等々力不動尊の大提灯を撮る。「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art」はさすがの写りである。6100万画素を誇る「SIGMA fp L」とのマッチングも良好で、表面の様子を克明に写しとってくれる。また発色も鮮やかで頼りになるレンズだ。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
境内にある売店で飲み物を買い求めベンチに座って休憩する。ボーッとしていると銀杏の木からボトボトと実が降ってくる。頭に当たると結構痛い。もう秋である。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
展望台から多摩川方面を眺めてみるが、木が生い茂っていてあまり視界がよろしくなかった。気温が低くなり、葉が落ちてくれば眺望も楽しめそうだ。紅葉のシーズンはいい撮影ができるに違いない。境内をもうちょっと撮影してから引き上げるとしよう。
【使用機材】 SIGMA fp L, SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
家の近所でもブラブラと撮影を楽しめる場所があるものである。シグマを持って歩けば今まで見過ごしていたものがググッと見えてくる。過ごしやすい気温になってきたので「マイシグブラコース」を発見しに、ご近所ブラブラをしてみてはいかがだろうか。いいコースが見つかったらSNSで是非シェアしていただきたい。