「SIGMA fp」に「SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art」を装着して、最寄りの小田急線駅から新松田駅までまどろみながら移動した。隣接するJRの松田駅から御殿場線に乗車する。御殿場線はかつての東海道本線であり、管轄がJR東海となる。そう言えば昔は「あさぎり」号が沼津駅まで通っていたな（現在は「ふじさん」号で御殿場駅まで）と思い出した。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

松田駅から二駅ほど単線を楽しんで山北駅で下車した。ここは駅前に蒸気機関車が展示してあったり、昔懐かしい街並みが楽しめるので写真愛好家にも人気がある場所である。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

駅改札口から北を見ると角に「Foveon物件」的な歴史を感じさせる建物が並んでいる。その向こうには国道246号線とその上には東名高速道路が通っているのが見える。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

駅横には山北町観光協会がある。その2階には山北町鉄道資料館があり、東海道本線時代の歴史などの展示を見ることができる。柱に貼られた「線守稲荷神社​​」のお札を眺めていると開通当時の伝説を解説員から伺うことができた。昔の写真も興味深いものばかり。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

ブラブラと「SIGMA fp」を手に界隈を歩き回る。春は桜のトンネルを走り抜ける鉄道を撮影するマニアで賑わうが、まだ肌寒いこの季節はハイカーが歩いているくらいである。のんびりと新しい50mmを堪能できた。チョイ絞りでのカチッとした描写が実にいい感じである。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

このレンズ、開放での描写もすこぶるいい。「ウォームゴールド」がまたそれを増幅してくれる。この看板を撮ったあと、しばらく待ってみたがネコは残念ながら現れなかった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

50mmという画角はフィルムカメラ世代には本当に標準レンズであった。今は標準ズームやダブルズームキットが多いが、子どもの頃は50mm1本にフィルム数本で撮影を楽しんでいたものだった。自分の足を活かしてポジションを変えて撮影し、現像があがるのをドキドキしながら待っていた記憶がある。そんな記憶がレトロな街を歩きながら蘇ってきた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

横にある食堂に入った。ここは久しぶりである。酒場のようでいて食堂のような落ち着く店内は昭和の雰囲気満点だ。とても空腹だったのでトンカツ定食を注文である。食べる前に先着キャンペーンで配布しているクローズアップレンズ「AML72-01​​」を装着して撮影する。シャッターを切りながらお腹が鳴った。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art

トンカツ定食を食べて満腹になった。腹ごなしにもうちょっとブラブラすることにしよう。50mm1本だと足取りも実に軽い。写りもいいし、日も長くなってきたのでブラブラがとてもはかどっていい。再び御殿場線に乗って違う駅に行ってみよう。と、駅のホームから東海道本線時代のホーム（？）を見ながら考えるのであった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art