押本龍一「私の出会う光景」

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第257回

富士山麓の「白糸の滝」周辺を散策 /
Exploring around Shiraito Falls at the foot of Mt. Fuji.

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度6
カラーモードモノクローム
シャッター速度1秒
絞り値F13
焦点距離14.6mm

日本に「白糸の滝」と呼ばれる滝は幾つかあるが、静岡県富士宮市の「白糸の滝」が一番有名であろう。落差20m、幅150m、水量毎秒1.5トンと言われる絶壁に流れる滝を見ていると富士山の偉大さを感じる。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 2415
ファイルサイズ6.7MB

8月最後の日、富士山麓に降った雨水が湧き出している静岡県富士宮市の「白糸の滝」周辺を散策した。有名な滝なので、平日でも多くの人出があると予測し、滝に一番近いと書かれた看板があるパーキング場に朝の7時前に車を停めた。この日パーキング場に管理人の姿はなく、設置された料金箱に200円を入れ滝まで下りた。大抵の人は観光案内所と公衆トイレを備えた大きなパーキング場に車を停め土産屋が並ぶ道を通り滝まで下りるようだ。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度640
ホワイトバランスオート
カラーモード風景
シャッター速度1/1000秒
絞り値F4.0
焦点距離85mm

湾曲した岩壁の左端には、独立した滝にも見える水が流れ落ちている。
滝壺前の撮影は水しぶきがレンズにかかった。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ37.3MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度6
ホワイトバランスオート
カラーモードフォレストグリーン
シャッター速度0.8秒
絞り値F11
焦点距離35mm

滝前から湾曲した岩壁に流れ落ちる「白糸の滝」の様子がよく分かる場所に移動して撮影。観光目的なら大きなパーキング場から土産屋を通り抜けてここまで下り、滝壺に近づくほうが順当だ。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ29.4MB

富士宮市の「白糸の滝」は、戦国時代末から江戸時代にかけ、富士講の開祖とされる長谷川角行が修行を行った地とされ、巡礼・修行の場だった。今日、日本の滝百選にリストされ、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産に登録されている25の資産のひとつで、天然記念物としての指定名称及び世界文化遺産・構成資産一覧では「白糸ノ滝」と表記される。

まだ観光客がまばらだったので動画でも撮影。使用したレンズはSIGMA 14−24mm F2.8 DG DN | ArtSIGMA 85mm F1.4 DG DN | ArtSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art

「白糸の滝」から土産屋が並ぶ場所を通り抜け、「音止め滝」の展望台まで行ったが、整備中のため滝はよく見えなかった。代わりに、曾我兄弟の仇討ちで知られる「曽我の隠れ岩」と「工藤祐経之墓所」まで歩いてみた。曾我兄弟の仇討とは、源頼朝が行った富士の巻狩りの最後の夜、建久4年5月28日(1193年6月28日)、曾我兄弟が父親の仇である工藤祐経を討った仇討ちで、日本三大仇討ちの一つとされる。兄の祐成はその場で斬られ、弟の時致は捕えられ翌日斬首された。なお、富士の巻狩とは、富士の裾野一帯で行われた大規模な狩猟のことで、権威の誇示や軍事演習などの目的があったようだ。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランスオート
カラーモードニュートラル
シャッター速度1/250秒
絞り値F2.0
焦点距離35mm

まだ開店前の閑散とした土産屋。右へ下ると「白糸の滝」へ至る。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ12.1MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度320
ホワイトバランスオート
カラーモード風景
シャッター速度1/500秒
絞り値F5.6
焦点距離16.3mm

激しい流れの芝川を渡り、「曽我の隠れ岩」と「工藤祐経之墓所」へ向かった。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ30.2MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度320
ホワイトバランスオート
カラーモード風景
シャッター速度1/160秒
絞り値F5.6
焦点距離14mm

曽我兄弟が、この岩に隠れて父の仇である工藤祐経を討つ密談をしたと伝えられる「曽我の隠れ岩」。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ35.0MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランスオート
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/320秒
絞り値F4.0
焦点距離35mm

「工藤祐経之墓所」へ向かう道沿いは清らかな水が流れ、田んぼや畑になっている。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ31.4MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度400
ホワイトバランスオート
カラーモードフォレストグリーン
シャッター速度1/200秒
絞り値F4.5
焦点距離35mm

曽我兄弟により工藤祐経が討たれた地で、祐経の墓とも伝えられる「工藤祐経之墓所」。「曽我の隠れ岩」から100mほど東に位置するここは、鳥居の正面より、横からの方が雰囲気を伝えられる写真が撮れた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ26.8MB

「工藤祐経之墓所」と「曽我の隠れ岩」の間で見かけた「平成棚田 ノルディック ウォーキングコース」という案内図により、この周辺を5kmほど歩くウォーキングコースがあることを知った。そのまま歩くのには少し準備不足だったので、「白糸の滝」まで引き返し、車を停めたパーキング場まで戻った。この時刻になると滝周辺で数組の観光客とすれ違ったが、思ったより人出が少なかったのはコロナの影響だろうか。私は、車まで戻ると近くのコンビ二でおにぎりと飲み物を買い、車中で朝食を取った後、ウォーキングコースの案内図に従いゆっくりと車まで走った。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードフォレストグリーン
シャッター速度1/250秒
絞り値F1.4
焦点距離35mm

小さな葉が輝く壁を見ながら「白糸の滝」の滝壺からパーキング場へ戻る。
この辺りにも滝のマイナスイオンが届いていた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ13.7MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランスオート
カラーモードフォレストグリーン
シャッター速度0.4秒
絞り値F5.6
焦点距離14.7mm

「白糸の滝」の少し西にある鬢水(おびんみず)と呼ばれる湧き水の池。源頼朝が富士の巻狩の際、鬢のほつれを直したことから、そう呼ばれるようになったと伝えられる。又、富士講の開祖長谷川角行が水行したと伝えられ、木之花竜神、真之御柱竜神、磐長竜神が祀られている。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ25.5MB

「白糸の滝」からは、ウォーキングコースの案内図に載る「朝日滝」を目的地にしたが、その途中で幾つかの場所に立ち寄った。中でも農園風景にあって、非常に立派な建物が目に飛び込んできた井出館では充実した時間が持てた。ここは、建久4年(1193年)源頼朝が富士の巻狩を行った時の本陣で、その当時の建物は江戸時代中期に火災により焼失し、現存する建物は江戸時代中期に造られた。屋敷地には、源頼朝が馬を降りた所と言い伝えられる「狩宿の下馬桜」があり、別名「駒止めの桜」とも呼ばれる。現在の井出館に在住されている方から、井出家にまつわる幅広く深い話もお聞きすることが出来きた。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランスオート
カラーモードシネマ
シャッター速度1/250秒
絞り値F5.6
焦点距離65.4mm

ウォーキングコースから見かけた彫刻が気になり近づくと、彫刻脇の建物は青少年の家と書かれていた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ24.4MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度250
ホワイトバランス晴れ
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/1000秒
絞り値F6.3
焦点距離400mm

ウォーキングコース沿いのお花畑にキタテハだと思われる蝶が舞い、少し待つと花に留まってくれた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ19.5MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/320秒
絞り値F6.3
焦点距離19.8mm

江戸時代中期に造られた井出館の長屋門全体を正面から撮影。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ30.3MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードニュートラル
シャッター速度1/160秒
絞り値F8.0
焦点距離35mm

近寄って左斜めから、後方の木が邪魔しないで入る位置より撮影。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ19.9MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードニュートラル
シャッター速度1/250秒
絞り値F4.0
焦点距離85mm

建物のディテールを周囲の雰囲気も入れて撮影。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ17.5MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードニュートラル
シャッター速度1/320秒
絞り値F4.0
焦点距離85mm

朝霧高原の茅を使った藁葺き屋根。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ18.1MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/2000秒
絞り値F1.8
焦点距離85mm

暗くなってからの燃える篝火(かがりび)をイメージして撮影。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ9.3MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードニュートラル
シャッター速度1/640秒
絞り値F4.0
焦点距離85mm

長屋門はどこから見ても絵になった。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ18.5MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモード風景
シャッター速度1/250秒
絞り値F5.6
焦点距離43.9mm

現存する井出館の北東に位置する水田から撮影。
頼朝が富士の巻狩の際、宿にした井出館はこの水田がある辺りに建っていた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ24.7MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度1000
ホワイトバランス晴れ
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/800秒
絞り値F8.0
焦点距離299mm

井出館の水田で見かけたトンボはオニヤンマだと思われる。気軽に持ち出せる超望遠ズームでこんな近距離撮影をするとは思わなかったが、写りはバッチリだ。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ26.4MB

井出館で有意義なお話を伺っている最中も額から汗が垂れ落ち、水田に見つけたトンボを撮影した後は全身汗だくとなったので、次に立ち寄った朝日滝がより有り難く感じた。思いがけず滝の傍まで近寄れ、私は滝の音とマイナスイオンに包まれてしばらく涼んだ。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度250
ホワイトバランス晴れ
カラーモード風景
シャッター速度1/500秒
絞り値F5.0
焦点距離85mm

落差20mの朝日滝。この写真を撮影した場所は直射日光が照りつけていたが、滝からの涼しい風に癒やされた。滝の両脇の桜が見頃の春が撮影にはベストシーズンだろう。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ34.2MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモード風景
シャッター速度1/250秒
絞り値F5.6
焦点距離24mm

滝の右横に急な階段があり、社が見えたので登ってみた。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ22.7MB
photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度400
ホワイトバランスオート
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/320秒
絞り値F5.6
焦点距離14.6mm

急な階段を登ると、社の横には朝日滝のすぐ傍まで近寄れる小さな展望台があった。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ4000 × 6000
ファイルサイズ25.0MB

落差20m以上の迫力を感じた朝日滝。

朝日滝で息を吹き返した私は、富士山からの湧水で育てる「白糸コシヒカリ」が栽培される棚田へ移動し、路肩に車を停めて少し歩いた。

photo property details
カメラSIGMA fp
レンズSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
露出モードM-マニュアル露出
ISO感度100
ホワイトバランス晴れ
カラーモードスタンダード
シャッター速度1/500秒
絞り値F6.3
焦点距離354.1mm

平成棚田のメインストリートである中原道、足取りも軽く下り歩いて来た女性にすれ違った。
炎天下だったが、女性の歩く姿は涼しげでメルヘンチックだった。

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ファイル形式JPEG
画像サイズ6000 × 4000
ファイルサイズ21.0MB

この日は台風の影響のためか富士山は雲に覆われ、「白糸の滝」周辺からその姿は見えなかった。近くの富士山が見えないのは残念だったが、日本一の山である富士山の偉大さを感じて家路についた。次回来るときは、桜が満開で、富士山が傍に見える晴天の春の日にしたい。

白糸の滝

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