第239回
久しぶりにロンドンをブラブラ
December 14, 2022
新型コロナ禍が落ち着き、久しぶりに国外へ出た。ウィルスが世界中で猛威をふるっていた一時期は、もう一生海外に出かけることがないんじゃないかと思っていたほどだったが、撮影の仕事をいただきヨーロッパはロンドンを久しぶりに訪れた。「いいちこ」で知られる三和酒類のウェブサイト「koji note」の撮影でだ。
同社の本格麦焼酎「iichiko彩天(さいてん)」が、歴史と権威を誇る世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・ワイン & スピリッツ・コンペティション2022(IWSC 2022)」において、「最高金賞(Gold Outstanding)」および、焼酎部門の頂点となる【トロフィー(Trophy)】を受賞したので、その授賞式の模様などを撮影しに行ったのであった。
今回はその取材撮影の合間に「SIGMA fp」と「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」を持ってブラブラとロンドンを撮影したものである。
久しぶりに歩くロンドンの街は活気に満ちあふれていた。街ゆく人のほとんどはマスクをせず、イキイキと楽しそうに話しながら歩いていた。ショッピングストリートはもちろんのこと、撮影で訪れたビジネスの中心地でもそうであった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
三和酒類のウェブサイト「koji note」では主に人物撮影を担当しているが、現在ほとんどのカットをシグマのLマウントレンズ群とLマウントのカメラで撮影している。今回はオフショット用に「SIGMA fp」と「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」を持ち歩いたが、そのコンパクトさと軽さが役立った。移動中でも気になった光景をパッと撮影できるからだ。もちろん描写も素晴らしいからである。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
エリザベス女王が亡くなり、ポンドが急落するなどイギリスは大変な時期であったが、街中をブラブラと歩いた限り、悲壮感や停滞感など微塵も見られなかった。逆に日本の方が活気がなく人々が肩を落として歩いているように見えるのは何故だろうか。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
ハイドパークを一望できるホテルに泊まった。日本では安いビジネスホテルか野宿が主なので、広く豪華な室内とフカフカのベッドに身体が驚いてしまった(笑)ターンダウンのあるホテルには本当に久しぶりの滞在である。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
イギリスは食事が美味しくないというのが定説だが、今回は何を食べてもそんな印象を受けることがなかった。以前より食のレベルがグンとアップしている感じだ。夜の会食はもちろんのこと、取材撮影の合間に入ったカフェの食事でもである。出張で世界中を飲み歩いているシグマの山木社長なら素晴らしい店をたくさん知っているのだろうなあ、と思った。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
しかし円安である。ちょっとした買い物(水やスナック)でも大変な出費になってしまう。この時期に日本から家族大勢で海外旅行に行ける人の財力が羨ましく思えた。このカットはとある寺院の見学コース入り口のものだが、入場料の高さ(いや、円の弱さ)に驚いたものだ。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
旅に出ると早起きにならないだろうか。自分はそうだ。日の出前に起きて顔を洗い、そそくさと階下のレストランへ一番乗りし、文字通りイングリッシュブレックを食べ、向かいのハイドパークをブラブラと散歩するのが日課となった。広い公園は歩き甲斐があっていい。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
旅にもし1本しかレンズを持って行けないとしたら、あなたはどのシグマレンズを持って行くだろうか。自分は35mmだ。引いて広角感を、寄って標準から中望遠感を出せるし、明るい玉が多い。シグマの DG DNレンズは35mmがたくさんあるのでどれにするか迷うが、今回は携行性を重視して「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」にした。もし35mm以外なら50mmなのだがラインナップにないのがとても残念である。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
滞在中は三和酒類や編集の人たちにさまざまな飲食店に連れて行ってもらった。ロンドン中心部にある最先端の店では「SHOCHU」が愛され飲まれているのを知って驚かされた。特に今回名誉ある賞を取った本格麦焼酎「iichiko彩天(さいてん)」がカクテルのベースとして人気が高いという。シグマのレンズやカメラが世界で使われているのと同じくらいうれしくなった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
取材撮影をしているとあっという間に帰国日となった。どこに滞在しても帰りのパッキングはちょっと後ろ髪引かれる思いである。ホテルでチェックアウトを済ませて振り返ると、先日亡くなったエリザベス女王の肖像画が微笑んでいた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
ロンドンを訪れたのは9月から10月にかけてだったが、久しぶりの海外ということもありいろいろと戸惑ったこともあった。新しい北斎画のパスポートやMySOS(現在は変更)、自動化ゲートなど、これからの海外への旅に向けて勉強になった。2023年以降は気軽に世界中へブラブラと渡航できるようになるとうれしい。最後に貴重な機会をいただいた三和酒類とコンテンツブレインの皆さまに感謝申し上げます。
さて2022年もお終いである。今年もシグマから素晴らしいレンズの数々が登場したが、皆さんはどの製品が気に入っているだろうか?年が明ければすぐにCP+2023である。果たして多くの人が首を長くして待っている「あの製品」は登場するのであろうか?今から楽しみである。
本年もご覧いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは良いお年を!