インプレッション

自由な動きを支えるレンズ

CONTEMPORARY
50–120mm F2.8 DC OS

by ガーディー&ドーメン|Garderes & Dohmen

新製品Sigma 50-120mm F2.8 DC OS | Contemporaryを使った今回の撮影では、動き、遊び、そして触れ合う家族の様子を自然な雰囲気の中で捉えたいと考えました。そして、このような撮影では、フォトグラファーの反応速度を鈍らせてしまうレンズは絶対に避ける必要があります。

今回モデルになってくれたのは、エミリーとティエリー、そしてその子供たちのアリーとノア。舞台はフランス南西部のポーで、ポー城や街中で撮影を行いました。撮影にあたっては、これは私たちがフォトグラファーとして常に意識していることですが、被写体の人々の「らしさ」を引き出したイメージを生み出すことを目指しました。演出は控えめにして、子供たちには自由に走ったり、遊んだり、アイスクリームを食べたり、とにかく楽しい時間を過ごしてもらうようにしました。

通常、私たちは──ウェディングフォトや、企業から依頼を受けた仕事の場合は特に──2人のチームとして撮影を行っているのですが、今回はダミアンがファミリーフォトの撮影を担当し、シルヴァンは舞台裏のメイキングの記録や追加のテストショットなどを担当しました。

このようなタイプの撮影では、素早い切り替えが必要になります。ポートレート的な撮影から、より自然なシーンの撮影への切り替えです。それと同時に、何気ないやりとりを邪魔しないように、被写体に近付きすぎないことも重要です。Sigma 50-120mm F2.8 DC OS | Contemporaryはその点、とても優れたレンズでした。

ズーム全域でF2.8の明るさを維持できることも大きなメリットです。背景をぼかして表情や細かな仕草を浮かび上がらせながら、アリーとノアの動きを追えるだけのシャッタースピードも確保できました。また、焦点距離の幅広さも魅力です。寄りのポートレートから状況全体を捉えた引きのカットまで、レンズを交換することなく、多彩な構図での撮影が可能になります。

重さ400gにも満たない軽量なレンズなので、長い距離を歩き、常に動き続けながらの撮影でも、非常に快適です。AFも高速かつ静音で、夕暮れ時の光量が少ない環境でも手ブレ補正OSが安定した撮影を支えてくれました。

防塵防滴性能にも優れていて、特に屋外での撮影に安心感をもたらしてくれます。今回は噴水の近くでの撮影もあったので、その恩恵は大きなものがありました。

絞りリングの操作性も心地良く、絞りの調節がシンプルかつ自然に行えるので、スムーズで直感的な撮影の妨げになりません。

この新しいSigma 50-120mm F2.8 DC OS | Contemporaryは、F2.8のSigma 10-18mm F2.8 DC DN | ContemporaryやSigma 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporaryと並んで、SigmaのAPS-C用レンズシリーズを構成する1本です。私たちにとっては実用的で楽しいレンズで、持ち運びやすく、小さなカメラバッグにも無理なく収納できるコンパクトさも魅力です。本当に大切なこと──人々の表情や、かけがえのない一瞬──に意識を集中して撮影に取り組める、そんなレンズなのです。

BEHIND THE SCENES

ABOUT

ガーディー&ドーメン|Garderes & Dohmen
フォトグラファー

13年にわたりタッグを組んで活動するシルヴァンとダミアン。
ありのままに、繊細に、そして飾らずに、人々の物語を写真で紡いできた。

プロフォトグラファーとして、ウエディング、ファミリーフォト、企業向けの撮影という3つの分野を中心に活動している。その根幹にあるのは、じっくりと観察し、本物の瞬間を探し求める姿勢だ。分かち合う感情、はじける笑い声、優しいしぐさ、思いがけないふれあい——。

場面を作り込むのではなく、一人ひとりの個性や人と人とのつながりが存分に表れる、生き生きとした自然で飾らない写真を大切にしている。

フランス南西部を拠点に、ヨーロッパ各地でさまざまなプロジェクトを手がける。その作品は国際的なアワードで幾度も受賞しており、大切な瞬間をさりげなく、的確に捉える眼差しと手腕が高く評価されている。

どのような撮影であっても、目指すものは変わらない。誠実で、時を経ても色褪せない、深い人間味にあふれた写真を生み出すこと。