

SIGMA fp Style 01
安藤 剛
UXデザイナー
はじめてSIGMA fpを手にした時の第一印象は
「小さい、軽い、美しい」
普段デザイナーとして活動をしており、仕事で写真を撮ったり映像製作も行います。また現在「YAMAP」という登山をサポートするサービスの事業に携わっており、よく山に登っています。
山では風景写真を撮る事が楽しみの一つなのですが、なるべく荷物は軽くしたい。そのため山ではフルサイズのカメラを諦め、APS-Cのカメラを使っていました。しかし、息を呑むような風景を前にした時に、やはりフルサイズで撮りたいと思うこともしばしば。そんな時にfpの製品発表を目にし、発売を楽しみにしていました。

※以下撮影データの記載なき写真は他社カメラで撮影されております
はじめてfpを手に取っての第一印象は想像以上に小さく軽い点でした。フルサイズ機でありながら、実際スペック上でもバッテリー込みで420gと普段使っているAPS-C機よりも軽く、また筐体も明らかに小さくて衝撃を受けました。同時にSIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryを試したのですが、フードまで含めて全て金属外装ながら非常に軽くて驚きました。
筐体のデザインも素晴らしく美しいデザインだと感じました。必要最低限の情報しかプリントされておらず、ボディのfpとレンズのSIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryで使われる文字も字体が統一されていて美しい。また、大概のカメラが前面にプリントされているメーカーロゴですら、背面に目立たないようにプリントされている徹底ぶりにデザインへの妥協の無さを感じました。

山で実際に使ってみて
紅葉になりはじめの東北・岩手山で実際にfpを試してきました。
アウトドアフィールドでの使用なので、アクセサリーのSIGMA HAND GRIP HG-11を装着。シンプルな造形ながらとてもグリップが効いて握りやすい。
また屋外での使用なのでファインダーが無い事が気になってましたが、背面液晶が大きくまた輝度も高いため、当日は晴天でしたが心配していた程ではありませんでした。もちろん細かい出来上がりは確認出来ませんが、そこは軽さとの割り切りだと思っています。



SIGMA fp, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F3.5, ISO100, 1/800s

SIGMA fp + SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F2.8, ISO100, 1/100s

SIGMA fp + SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F5.6, ISO100, 1/1250s
今回は45mm F2.8 DG DN | Contemporaryに加えて、山行という事で広角レンズの14-24mm F2.8 DG DN | Artをお借りしました。
14-24mm F2.8 DG DN | Artは全く歪まず四隅まで綺麗に解像する評判通りの性能でした。山岳写真では強力な威力を発揮するでしょう。また星空写真の決定版として評されており、よくアルプスの山頂など星空の条件の良い場所に宿泊する事があるので、その点も非常に楽しみにしていました。今回は残念ながら山頂で星空を撮るチャンスが無かったのでまた次の機会にトライしたいと思います。


SIGMA fp, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art, F3.5, ISO100, 1/1600s
夜は岩手山麓で、アウトドアメーカー「山と道」が主催した「山道祭」に参加しました。参加者全員での盆踊りの風景は被写体がかなり激しく動いていましたが、fpと45mm F2.8 DG DN |Contemporaryの手持ちでとても綺麗に写真に収める事が出来ました。
Lマウントのレンズはまだ種類がそれほど無いのですが、ライカMマウントのマニュアルレンズを多数所有しているので、発売を待ちつつマニュアルレンズでも楽しんでいこうと思います。

SIGMA fp, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F2.8, ISO6400, 1/40s

SIGMA fp, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F2.8, ISO400, 1/40s

SIGMA fp, SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary, F2.8, ISO1600, 4s