第243回
冬の真名瀬海岸から長者ヶ崎へ / Winter Shin-nase Beach to Chojagasaki
February 05, 2020
神奈川県三浦郡葉山町の一色海岸南端には小磯の鼻と呼ばれる小さな岬があり、その横の岩場に小さな鳥居が建っている。この日穏やかだった相模湾の先には雪を被った富士山が見え、冬の日の海岸散歩には最高の天気だった。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
年が明けてあっという間に20日が過ぎた日、神奈川県三浦郡葉山町の海岸線を歩いた。2台のカメラ(SIGMA fpとSIGMA sd Quattro H)と5本のレンズを入れたカメラリュックを背負い、一本の三脚を持ち、狭い砂浜の真名瀬海岸からスタートし、真名瀬港と芝崎埋立地護岸を歩き、一色海岸まで南下した。
砂浜が狭い真名瀬海岸からシーカヤックが青い相模湾へ出て行った。名島に建つ赤い鳥居と白い裕次郎灯台、その後ろには江ノ島と藤沢の街、そして雪を被った富士山が霞んで見えた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
真名瀬のバス停後方のテラスの置かれた白い椅子が眩しく、この日は相模湾がとても青く見えた。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
中望遠レンズとしても使いやすいマクロレンズで、ボート先端のロープにフォーカスした。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art, SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21
光る真名瀬港。
APS-C用大口径標準ズームレンズでFoveonセンサーに焼き付けた。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
船を港に繋ぐ錆びた金具にマクロレンズで迫ってみた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art", SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21
この日は暖かく、真名瀬港で日向ぼっこするお婆さんも上機嫌機。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
港で見かけた「すだれ」は、高い解像感のFoveonセンサー搭載のSIGMA sd Quattro Hで撮影した。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
芝崎埋立地護岸の壁の上を歩いていた老人の動きは軽快だった。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
一色海岸の防砂柵が設けられた場所は海抜2.7メートル。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
暖かかった一色海岸を散歩する老人と犬。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
神奈川県立近代美術館と葉山しおさい公園の間の「しおさいこみち」。太陽が道の真上に来た時刻は相模湾が眩しく光り、一色海岸から歩いて来た女性がシルエットになった。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
「しおさいこみち」で太陽が作る90分の影の動きを23秒のタイムラプス動画にしてみた。
「しおさいこみち」で一時間半の影の動きを撮影した後、この日はここから帰宅した。翌日、再び真名瀬港に戻り、長者ヶ崎まで海岸線を歩いた。この日もカメラリックには2台のカメラ(SIGMA fpとSIGMA sd Quattro H)と5本のレンズを入れたが、レンズとの組み合わせを少し替え、持参した三脚は使用しなかった。
この日は海面が前日よりさらに青く見えた。
左の二羽の鳥にフォーカスし真名瀬港を切りとった。
【使用機材】 SIGMA fp, 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM, SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21
平日で閉まっていた一色海岸北にある三ヶ岡駐車場。
海面も駐車場のアスファルトも輝いていた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
一色海岸に置かれたボート。フォーカスした白いボートのディテールが克明に読み取れ、背景の相模湾と富士山の自然で滑らかにぼけてくれた。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
砂が付着したボートのオールに葉山御用邸に生息する木々の木漏れ日が差す。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art", SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21
無駄なものは省き、ボート小屋のすだれにフォーカスした。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
芝生が枯れた小磯の鼻に出て相模湾を望む。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
下山川河口に掛かる「りんぎょばし」。老朽化のため来年は橋の架け替えがあると、通りかかった警官が教えてくれた。
【使用機材】 SIGMA sd Quattro H, SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
大浜海岸と長者ヶ崎の間にある「トンビ磯」と呼ばれる堤防。
開放値F1.2を活かし、輝く海面をぼかして撮影。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
輝く海面を背景にした鳥がシルエットになっていた。
コンパクトなSIGMA fpに小型で軽量な超望遠ズームを装填し、鳥が逃げないようにゆっくりと近づき撮影した。
【使用機材】 SIGMA fp, 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM, SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21
長者ヶ崎の駐車場から冬の相模湾を望む。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
長者ヶ崎から再び一色海岸へ戻り、一色公園の石段を上った。
【使用機材】 SIGMA fp, SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
冬の日中、神奈川県三浦郡葉山町の真名瀬海岸から長者ヶ崎まで、マイペースで写真を撮りながら歩いた二日間は、相模越しに富士山もよく見え、とても贅沢な時間だった。
真名瀬海岸
使用機材
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MOUNT CONVERTER MC-21
SIGMA SA-L
Canon EF-L
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21は、SIGMA SAマウント用交換レンズ、およびSIGMA製キヤノンEFマウント用交換レンズをLマウント採用のカメラボディで使用するためのコンバーターです。