第67回:ラッセン火山国立公園の夏の終わり(前編)
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
82年英語の勉強のため2年の予定で渡米。84年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更、広告写真スタジオで働き始める。91年フォトグラファーとして独立。95年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移し現在に至る。エンターテインメント関係の撮影中心。近年はライフワークである旅写真に力を入れている。趣味は旅と山歩き。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第67回:ラッセン火山国立公園の夏の終わり(前編)

地球上で最も熱い火山ガスのひとつである噴気孔から吹き出る蒸気の温度は、最高で161℃まで測定されているラッセン火山国立公園(Lassen Volcanic National Park)内のバンパス・ヘル(Bumpass Hell)。硫化水素が立ちこめる中、子供たちが「臭い、臭い」と叫び、ボードウォークを駆けていく光景を、大口径望遠ズームレンズで捉える。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:150 mm

前夜のうちに北カリフォルニア州のラッセン火山国立公園近くまで移動する予定だったが、左前輪タイヤがパンクし、カーショップを探してパンクを直すのに数時間を要したため、サクラメントから30分ほど北に行ったインターステート・フリーウェイ5(I-5)沿いのモーテルに宿泊した。翌朝遅れを取り戻すべき、暗いうちにモーテルを出てI-5を北上し、レッドブラフ(Red Bluff)でフリーウェイを降り州道36号を東へ走り、陽が昇る前に暗い森の中に入る。陽が昇っても深い森に朝陽が届かず、山道は薄暗い。標高1,499 mの集落(Mineral)を超え、州道89号(ラッセン・ピーク・ハイウェイ)を北に上り走ると空は曇りはじめた。標高2,042 mのビジターセンターまで上がって来ると、大きな駐車場に数台の車が停まっていたが、ビジターセンターにも手前の公園入り口にもパークレンジャーの姿はまだなかった。

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ブルージェィに似ているステラーカケス(Steller's Jay)。ビジターセンターがオープンするのを待つ間に撮影する。大口径望遠ズームレンズで、一箇所にじっとしていない小さな鳥が岩の上にとまった一瞬を捉えると、肉眼では認識できなかった今したばかりの糞もシャープに写し出されていた。

使用機材:SIGMA SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F3.5 | 焦点距離:300 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.67 MB

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シマリス(Chipmunk)と間違いやすいジリス(The golden-mantled ground squirrel)がすばやく動き回っていた。大口径望遠ズームレンズを最長に伸ばし、雲が朝の太陽を覆い柔らかくなった光でジリスを捉えると、手を伸ばせば触れられるように感じる豊かな質感が描写された。

使用機材:SIGMA SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F4.5 | 焦点距離:300 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.50 MB

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国旗が揚がり公園の一日が始まる。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/160秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:17.64 MB

ビジターセンターがオープンするのを2時間近くも待ち、公園の地形等を分りやすく説明をするショートフイルムを観た後、50代半ばに見える女性パークレンジャーに、明後日の昼まで滞在する時間があると告げると、彼女は、私が行くべき場所を地図にしっかりと記し予定を立ててくれた。写真を撮りながらなので、私は、その予定の半分も行けないだろうと思ったが、「全部行ってみます!」と言って彼女と握手を交わし、ビジターセンターを後にした。「公園内の熱水地域に最も簡単に近づける地域で、車道沿いの噴気孔で安全な熱水経験をして、ブクブクと熱い泥間欠泉の音のシンフォニーに包まれてください。」とガイドブックに書かれている熱水地域サルファー・ワークス(Sulphur Works)にまず最初に立ち寄る。

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Sulphur WorksのSulphurは硫黄の意だが、地表に塗ったように見える黄色い色は硫黄の影響だろうか。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill1 + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:21.03 MB

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しばらく見ていても飽きることがない泥間欠泉。ブクブクと湧き上がる泥の泡の音は地球の鼓動にも聞こえる。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:105 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:10.32 MB

曲がりくねりながら上って行くと道沿いに湖(Emerald Lake)が見え、湖岸を歩き数枚の写真を撮るが、曇りのためか湖の色に感動を覚えず、そのすぐ先の公園内で最も人気があるバンパス・ヘルへのトレールのスタート地点まで上がった。車から出ると乾燥した強い風が吹いている。年平均降雪量は17m近くになり25mを越す年もあるラッセンは、雪が深く冬は長い。雪を見ずにトレールを楽に歩ける期間は夏の数ヶ月に限られているが、吹き抜ける風は少し冷たく、夏も終わりに近づいていると感じる。

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見晴らしのいい場所(Bumpass Hell Overlook)に、意図して置かれたような大きな岩。その横には木が伸びている。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F13.0 | 焦点距離:10 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.24 MB

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往復約5kmのバンパス・ヘルまでのトレールを歩き出すと、雲の切れ目から陽が差込んで、標高2,500mの湖面が美しく輝く湖(Lake Helen)が見えた。湖の名前は、1864年にラッセン山(標高3,189m)を登頂した最初の女性(Helen Tanner Brodt)に因んでいる。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:21.87 MB

約60万年前、成層火山として上昇しはじめ、最終的には高さ推定11000フィート(3,400m)に達し、約35万年前、噴火が続き崩壊したテハマ山(Mount Tehama)をイメージしながら壮大なスケールで変化してきた山岳地帯を歩いて行くと、蒸気が上がり、薄いブルーの池が何とも美しい窪んだ白っぽい土地が眼下に広がっている。 そこから公園内最大の熱水地域であるバンパス・ヘル(Bumpass Hell)までのトレールは急な下り坂だった。トレールを下って行くと、2,400m以上の標高に息を切らしながら引き返して来る人々とすれ違い、硫黄や鉄等の鉱物によりオレンジ色、茶色、黄色、緑色が染み付いたバンパス・ヘルまでたどり着くと、広いくぼ地は腐った卵のような匂いに包まれていた。帰り道、バンパス・ヘルからの短い登りに私も息が切れ、熱水地獄からなかなか離れられなかった。

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1860年代、熱水の池に落ちて足にやけどを負った入植者Kendall Vanhook Bumpassに因むバンパス・ヘル(Bumpass Hell)。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:11 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.72 MB

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濁った池にブクブクと泡が湧き上がっている。水面を漂う黒いカスは黄鉄鉱。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム(ex-晴れ) | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F10.0 | 焦点距離:127 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.45 MB

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冷たいクリークと熱水が混じって流れる部分。恐る恐る手を少しだけ触れてみた。この部分はさほど熱くはなかったが、火傷をする人も多くいる危険な熱水地域。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F16.0 | 焦点距離:105 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:11.91 MB

バンパス・ヘルから駐車場に戻り少し北に上がると、標高3,187mのラッセン山(Mount Lassen)まで繋がるトレール入り口に車を停める。北アメリカ大陸の西海岸沿いを南北に走るカスケード山脈は、ハイ・カスケーズ(High Cascades)と呼ばれる火山群としても知られている。ラッセン山はカスケード山脈の最南端に位置し、火山からネバネバしたドロドロの溶岩が押し出されて形成されたドーム状の形をしている世界最大の溶岩円頂丘(Lava dome)だ。山の名前は、1830年代に移住者がラッセン山を目印にしてサクラメントバレーへ案内したデンマーク人のピーター・ラッセン (Peter Lassen) に因んでいる。

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公園内で最も高い位置にある駐車場(標高約2,594m)から頂上まで登る片道4kmと少しのトレールは、この日は半分ほど登った辺りまでしか登山は許されてはいなかった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:11 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:14.17 MB

ラッセン山を見上げた後、東へ走り、キングス・クリークが穏やかに流れる広大な草原を眺める。その後、陽も傾いてきたのでいったんは諦めようと思ったキングス・クリークの滝(Kings Creek Falls)までのトレールを歩き出し、トレールが滝となって水が流れ落ちている壮大な光景が見下ろせる場所まで歩いた。ドラマチックな光景を高い場所から眺めて満足した私は、滝の下まで下り歩くことはせず、そこから引き返した。

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広大な草原(Kings Creek Meadow)にクリークが流れ、その向こうにラッセン山が聳える。高画質なコンパクトカメラでクリークに倒れている木にフォーカスすると、周囲の草の1本1本までも読み取れるようなシャープな画質が残されていた。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:20.14 MB

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草原を流れるクリークは穏やかだったが、周囲の地形も全く違うクリークは滝となり、水は西から東へ激しく落ちていた。雪解け水で水量を増した春に是非見たい光景だ。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:17.47 MB

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少し怖かったが、小さな岩の上に乗り撮影した。西日にできた自分の影と岩の上の靴を入れ、東のワーナーバレーまで大きく写しこむ。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.23 MB

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滝になる少し手前のクリークに、午後の陽が差し込む美しい光景。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/20秒 | 絞り値:F16.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:15.74 MB

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陽が雲に隠れると風が強くなった。三脚にカメラを固定し、スローシャッターで風に揺れる草と水の流れを捉える。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:0.3秒 | 絞り値:F22.0 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:14.68 MB

ドラマチックな地形に流れ込む滝を見た後、静まりかえったサミット湖(Summit Lake)に立ち寄る。静かな湖畔にゆっくりしたかったが、公園内の北西に位置するマンザニータ湖(Manzanita Lake)のキャンプ場に宿泊する予定でいたので先を急いだ。マンザニータ湖に近づくと西日を受けたラッセン山が、その存在を誇示するかのように立派に見えた。私は路肩に車を寄せ、敷き詰められたような溶岩の上を歩いてみたが、ゴロゴロした岩の上ではまともに歩けなかった。

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公園の真ん中部分に位置するサミット湖(Summit Lake)。湖畔の北と南のキャンプ場にテントは少なかった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:21 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.13 MB

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アクティブな山の最も近年の噴火は、1914年から始まり1915年5月の噴火がピークで、火山灰とガスでできた柱は、上空10,000 mまで達し噴火は1921年まで続いた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 10-20mm F3.5 EX DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F13.0 | 焦点距離:11 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.35 MB

マンザニータ湖畔(Manzanita Lake)のキャンプ場に到着すると、公園内で最も人が多く集まるキャンプ場にも空きが沢山あり、テントのみのセクションに素早くテントを張り、歩いて湖畔に向う。

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陽はまだ高く日没まではまだ時間があり、湖面は白く反射して眩しく、雁(Goose)がゆっくりと歩いていた。

使用機材:SIGMA SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:300 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:11.43 MB

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日没まで時間があったので、マンザニータ湖の北に位置するリフレクション湖(Reflection Lake)まで歩いて行くと、その名の通りきれいなリフレクションが湖面に映っていた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 50mm F1.4 EX DG HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/80秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:15.47 MB

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なかなか沈まなかった陽も、西の山の向こうに沈み、釣り人も湖岸に引き返しはじめた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:150 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.98 MB

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標高1,795mのマンザニータ湖が夕焼けに染まる。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/60秒 | 絞り値:F10.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.88 MB

ラッセン火山国立公園は、大きな噴火の後1916年の8月、国立公園に指定された。いつ大きな活動が起きるか分らない火山地帯、この日の夜は静かで平和だった。昼間目撃したアクティブな熱水地域も硫化水素の匂いも忘れ、私はこの夜すぐに寝袋に潜り込んだ。(後編に続く)

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

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