第52回:冬のデスバレー南部へ(前編)
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
82年英語の勉強のため2年の予定で渡米。84年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更、広告写真スタジオで働き始める。91年フォトグラファーとして独立。95年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移し現在に至る。エンターテインメント関係の撮影中心。近年はライフワークである旅写真に力を入れている。趣味は旅と山歩き。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第52回:冬のデスバレー南部へ(前編)

沈みゆく太陽がつくりだすドラマチックな光りと影の世界、デスバレー国立公園内のゴールデン・キャニオンを歩く。地質の歴史が深く染み込んでいる岩に魅了され、大口径標準レンズを向けシャッターを押す。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/100秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:50 mm

ミネラル精製工場から白い煙が上がるトローナから北へすこし行くと、壊れたモーターホームなどがフェンスに囲まれた敷地に集められている光景が見えてくる。朽ちかけた物がただ置き去りにされているように私の目には映るが、その使い道を知る者にとって、宝物がいっぱい保管されている敷地なのかもしれない。

large
thumbnail-02

入り口部分にかけられた鉄の鎖の錆びは、フェンス内に保管されている物の存在価値を示しているように感じる。コンパクトなデジタルカメラを持ち軽い気持ちでスナップすると、乾燥した砂漠地帯の空気感と錆びた鉄の匂いもしっかりとセンサーに焼きついていた。

使用機材:SIGMA DP1x | M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/160秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:16.6 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:2640 x 1760 | ファイルサイズ:7.15 MB

トローナからトローナ・ワイルドローズ・ロード(Trona Wildrose Road)を北に14マイル(22.5 km)ほど走ると、道は上ってゆき山の峠(Slate Range Crossing)を超え、大きな平原パナミント・バレー(Panamint Valley)に出る。

large
thumbnail-03

峠から、長さ約65マイル(105 km)、幅約10マイル(16 km)のパナミント・バレーを見渡す。どこを見ても広大な風景に超広角ズームレンズを向けると、「今から広大な大地に突入する」という気持ちが沸いてくる。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:14 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.24 MB

峠を下りて北にしばらく走ると、ゴーストタウン、バラーラット(Ballarat)まで、3と1/2マイルと書かれた石でつくられた立派なサインが平原にたっている。私はよく舗装された道からダート道(Ballarat Road)に入り、砂煙をたてながら東へ走った。1897年から1917年の間、鉱山によって栄え、全盛期には400から500人の住人がいたゴーストタウン・バラーラットに到着すると、冬の砂漠を楽しむモーターホームが数台停っていた。だいぶおなかが出た中年の男性が長ズボンを脱ぎ下ろし半ズボンに着がえている。その横には、奥さんらしい女性が椅子に座り本を読んでいる。まわりを気にしない人々と暖かい陽の光りに、ここにしばらくいてもいいかなと思う。はじめてパナミント・バレーに足を踏み入れたとき、この地をデスバレーと間違えたことを思い出す。

large
thumbnail-04

1898年に建てられた牢屋(Jail House)の影に隠れ、パナミント山脈(Panamint Range)方向を見る。モノクロームし、タウンが栄えていた100年前の昔を想う。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:10.03 MB

large
thumbnail-05

牢屋の建物の中から撮影。木のぬくもりがする小屋をセピア調にして描写。

使用機材:SIGMA SD1 + 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/200秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:18 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:10.52 MB

large
thumbnail-06

鳥は見なかったが、パイプの上に設置された鳥の小さな餌小屋は、朽ちかけたゴーストタウンの建物に負けない存在感を感じた。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:85 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:9.55 MB

large
thumbnail-07

閉まっていたマーケットの軒下で、自分の存在を確かめるように犬が吠える。近くにいる私の方をちらりと見たが、気にはしていないようだった。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:85 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:7.73 MB

large
thumbnail-08

古い車のエンジン、動きそうもないトラック、1世紀前の壊れた家、冬の砂漠を楽しむ人のモーターホームは、現在のゴーストタウン・バラーラットの光景。コントラストと彩度を上げ、砂漠に点在する朽ちかけ錆び付いた物の存在を強調。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:16.43 MB

ゴーストタウンからさらに先へ道が続いていたので、緩やかな上りの石ころだらけの道をゆっくりと10分ほど前に進む。石ころだらけの道は、かなり大きな石ころだけの道になり、乗用車ではとてもこれ以上先に進めなくなった。方向転換をする道幅もなく、バックミラーとサイドミラーを頼りにギヤーをバックに入れ後ろ向きに歩くような速度でゴーストタウンに引き返した。残りの一日をのんびり過し、今晩ゴーストタウンに泊まるのもいい経験になると思ったが、トローナ・ワイルドローズ・ロードに戻りそのまま北上した。大きなサインが、デスバレーまで直進するとワイルドローズ経由、左へ行くと西からデスバレーを目指す多くの車が通る州道190号経由を示していた。私は、ここからは走ったことがないトローナ・ワイルドローズ・ロードを直進した。道はだんだんラフになり、デスバレー国立公園内に入る。そして、狭いダート道になり、ちょっとした冒険心を掻き立てられる。

large
thumbnail-09

舗装された道も悪くなり始め、この先狭いダート道になった。通過する車がほとんどない、ワイルドなドライブが楽しめる道だった。

使用機材:SIGMA DP2x | M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:24.2 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:2640 x 1760 | ファイルサイズ:7.09 MB

large
thumbnail-10

キャンプ場、Wildroseに繋がる道から分かれて少し進むと、道はくねくねと曲がった。車を路肩に停め、広大な風景を走る道を魚眼レンズで大きく写しこむ。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:10 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:16.22 MB

large
thumbnail-11

狭いダート道、くねくねと曲がる道、そして直線の道を走る。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:168 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:6.52 MB
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:1760 x 2640 | ファイルサイズ:6.17 MB

さらに北へ走りると、アグエレベリーポイント(Aguereberry Point)へ、と書かれたサインがあり、その道を進むと丘の端に鉱山跡(Eureka mine)があった。ここにはかつて300人が暮らすハリスバーグ(Harrisburg)というタウンが存在した。1905年、ショーティー・ハリス(Shorty Harris)とピート・アグエレベリー(Pete Aguereberry)の2人の男が金を発見した。2人の名前から、Harrisberryと名前が付くはずだったタウンは、ハリスが金の発見を自分のクレジットにして、タウンはハリスバーグ(Harrisburg)と命名された。しかし、他の鉱山の発見で人々はこの鉱山から去り、1909年から1930年代初頭まで、アグエレベリーが鉱山を開き運営した。そして、死ぬまで(1945年)この地に住み続けた。

large
thumbnail-12

丘の南の斜面に建つ製粉所跡(Cashier Mill)。アグエレベリーは北を、ハリスは南の斜面を自分もものと主張した。タウントと言っても、テント生活だった。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:18 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.71 MB

large
thumbnail-13

1トン当たり、最高で500ドルと検定された金鉱山の跡。冬眠しているコウモリのため、鉱山内は冬の間は閉められていた。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:39 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:12.18 MB

large
thumbnail-14

この線路からどれだけの金が運ばれていったのだろうか。大口径中望遠マクロレンズで、線路の一部にフォーカスし、金が採掘されていた時代をイメージする。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:105 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:13.23 MB

金鉱山跡からはほこりだらけになって走り、アグエレベリーが晩年、鉱山を訪れた人を連れていったアグエレベリー・ポイントまで走り上った。幼少からカリフォルニアの金の発見について読んでいたピートは、1890年16歳の時に船でフランスからアメリカに渡る。1905年の6月、この地域に来る際、夏の暑さのため、デスバレーで危うく命を落とすところだったが、その1ヵ月後にハリスと共に金を発見した。

large
thumbnail-15

乾燥したダート道を、窓ガラスを開け砂ぼこりも気にせずに走る。ハンドルを握る左手と、コンパクトなデジタルカメラ持つ右手が激しく揺れ動く中、シャッターを押した。

使用機材:SIGMA DP1x | M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:16.6 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:2640 x 1760 | ファイルサイズ:4.00 MB

large
thumbnail-16

上ってきたガードレールなどないワイルドな道を振り返る。この部分から眺めるとよく分からないが、実際に運転していると転がり落ちそうな気がする道だった。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:25 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:11.83 MB

large
thumbnail-17

アグエレベリーが、ザ・グレイトビュー・オブ・デスバレー(“The Great View” of Death Valley)と呼んだアグエレベリー・ポイント(海抜6433 ft、1961 m)からデスバレーを望む。遠くに白く見える部分は、地球上で最も暑くなる地のひとつ。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.59 MB

高い位置からデスバレーを眺めた後はゆっくりと下り、金鉱山跡を通り過ぎ、北上して州道190号を北東に走る。ストーブパイプ・ウエルス・ビレッジ(Stovepipe Wells Village)まで来ると、「国立公園に来たな」と感じる。左手に白い砂丘を見ながら先へ進み、北へ向う道(Scottys Castle Road)を左手に見過ごして少し走ると、道は大きく右に曲がり南東に向かう。

large
thumbnail-18

デスバレーを走る州道190号の路肩に車を停め広大な風景を眺めていると、自転車に乗る年配のカップルが速いスピードで私の目の前を通り過ぎて行った。大口径望遠ズームレンズで、息もぴったりなふたりの後姿を追う。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:200 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.42 MB

デスバレー国立公園の中心地的な場所であるファーニス・クリーク(Furnace Creek)にあるビジターセンターで地図をもらい、そばにある店で薪を買い、東の小山にあるキャンプ場(Texas Springs)にテントを張った。午後3時だったが、高い山に囲まれたデスバレーの冬の日、時間があまり残されていなかった。州道190号に戻りバッドウオッター・ロード(Badwater Road)を南に行き、ゴールデンキャニオンを歩く。キャンプ場からわずか4.5マイル(7.2 km)の距離だったが、日暮れが迫るキャニオンまでは実際よりとても長く感じた。

large
thumbnail-19

冬の夕方は心地良く、歩きやすいキャニオン・トレイルのスタート地点には軽装の人もいた。冬の柔らかい夕陽が差し込むキャニオンをモノクロームで描写。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/160秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:53 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.24 MB

large
thumbnail-20

巨石も押し流す鉄砲水が、いまにも流れ込んでくるような渓谷に水の力を感じ、自分の影が映る渓谷を超広角ズームレンズで大きく写し込む。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/80秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:9 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.86 MB

large
thumbnail-21

トレイルから戻ると、陽が落ちていた。ゴールデン・キャニオン・トレイルの駐車場付近からバッドウオッターロードを見る。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/80秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:200 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.14 MB

キャンプ場に戻ると辺りはすっかり暗くなり、冷え込んできたので薪に火をつけようとしたが、なかなか火がつかない。結局この夜、薪に火がつくことはなかった。缶ビール2本を飲みながら簡単に夕食を済ませると、日焼け止めクリームをたっぷり塗った顔を洗い、6時半にテントに入り寝袋の中で本を読みながら眠くなるのを待つ。

large
thumbnail-22

テントはキャンプ場の入り口付近に張った。燃え上がった火の前で、ワインを飲みながら夜を楽しむはずだったが。

使用機材:SIGMA SD1 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/8秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:18 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:11.91 MB

デスバレーには、斜めに曲がった地層が多く見られる。大きな断層(Fault)の動きが、褶曲(しゅうきょく、Fold)と呼ばれる曲がりくねるように変形した地層をつくるのだ。大きな断層がそばに走っているキャンプ場の夜は、風もなく穏やかで、眠くなるのもすぐだった。(後編へ続く)

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

Page Top