シグブラ
第164回:“SIGMA fp 持って黒川の森ブラブラ

第164回:SIGMA fp 持って黒川の森ブラブラ

November 7, 2019

秋が深まってきた。シグマの本社がある川崎市黒川周辺も木々が色づきはじめてきている。この界隈は里山が多く残っているのでたまにブラブラと撮影散策に行くのだが、この2019年11月1日から「緑と道の美術展 in 黒川 2019」という屋外美術展示が開催されている。黒川エリアの緑地や山林に25点もの作品が設置され、いつもと違った雰囲気で撮影を楽しむことができるのだ。2019年11月23日(土)には「緑と道の美術展 in 黒川 2019 SIGMAデジタルカメラ貸し出し体験会」があるので、最新機種 SIGMA fp などを体感したい人は訪れてみてはいかがだろうか。ちょうど紅葉もいい感じになっている頃かもしれない。

「緑と道の美術展 in 黒川 2019」は小田急多摩線・黒川駅およびはるひ野駅周辺で開催されている。どちらの駅からでも歩けるが、作品が展示されているコースは約3.8キロと、のんびりと冬の午後ブラブラと歩くにはちょうどいい距離になっている。自分も SIGMA fp を手に事前ロケハンを含めてすでに3回訪れた。駅前にパンフレットが置かれているので、それを参考に歩くことをオススメする。のどかな風景を楽しめるはずだ。

「よこやまの道」、「布田道」など歴史的な街道が通る黒川界隈の里山。砂利を踏みしめて歩いているとこのような作品が現れる。緑と作品の強烈なコントラストが面白い。こちらは間地紀以子さんの作品、”「13」について”。

水が湧き出ている湿地帯にかかる木道を行くと、”ふうららりらの舞”という色彩豊かな作品が風に揺れていた。立川真理子さんの作品だ。 SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary は軽量コンパクトでSIGMA fp にピッタリ。このような散策にマッチした。

谷戸沿いを進んでいくと大きなトカゲのような作品に出会った。石黒和夫さんの作品”オオモリモリ”である。まるで恐竜の骨格のように見えるその姿は目を引いた。SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21 SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art を装着してワイド端でシャッターを切った。

分岐点に可愛く並んでいたのは”たぬきじぞう”。須佐美彩さんの作品で、六地蔵のように道行く人を見守っていた。その表情がユーモラスで SIGMA fp のシャッターをたくさん切った。

この界隈は飲食店が少ないので、駅前のコンビニエンスストアで飲み物とおやつを仕入れてからブラブラ歩くといいだろう。もし足を伸ばせるのであれば、尾根を越えた町田市・真光寺にあるカジュアルなイタリアン「クチーナ・ボナペティ」でのランチやディナーがオススメだ。自分もたまに訪れるし、なんといっても2014年に開催された第1回シグブラフォトウォークのランチ会場となった「聖地」でもあるからだ。建物もフォトジェニックだし、もちろん料理も絶品である。

16時を回ると谷戸は暗くなるのが早い。瀟洒な住宅が並ぶ向かいにある緑地にはいくつかの作品が展示されていた。メダカが泳ぐ池に浮かんでいるのは酒井信次さんの作品”囮(おとり)”。新世代のカミソリマクロ、SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art はその質感をクールに写しとってくれた。

里山に点在する美術作品を楽しめる「緑と道の美術展 in 黒川 2019」。なかなか楽しいのでぜひシグマの製品を手にブラブラと撮り歩いてもらいたい。作品だけでなく、いたるところにある「Foveon物件」や「fp物件」も実に絵になるからだ。歩きやすい服装と靴で黒川周辺を味わって欲しい。

三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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